夏休みの宿題の自由研究って、何をさせたらいいんだろう。子ども自身が興味を持って取り組めることって…
自由研究は「自由」なだけに、お題の選定から実施、結果のまとめまで、子どもが最後まで自分の力でやり遂げられるものを選ぶのに苦労しますよね。
これまでうちの子が取り組んだ自由研究を紹介します。どなたかの参考になれば…
自由研究は何のためにあるのか
親にとっては
- 材料を揃えるのにお金と手間がかかる
- 家が汚れるかも
- 途中で投げ出さないか心配
- 夏休み中に終わらなかったらどうしよう
- 家の近くでは調べられないような内容だと困る
と、何かと面倒に感じてしまうかもしれません。
特に共働き家庭だと、夏休みは長いようでも、自由研究に付き合うことができるのは期間中に6~7回しかない土日だけ。海水浴や夏祭りなどの予定があると、自由研究に充てる時間は限られてしまいます。
でも、そんなめんどくさ~い自由研究は、子どもの成長を促すにはもってこいだと思っています。
自分が関心を持ったことや疑問について、自発的に仮説を立て、調べ、結果をまとめる。それぞれのプロセスにおいても、どのような着眼点で研究するのかは子ども自身が優先したいことを選べるのです。 全員がひとつの教室で先生の話を聞くという一律の授業とは違って、全部自分のやり方でOKです。
自由研究は、ざっくり言うと「自分で考える力」を鍛えるものです。大人になるまでに「自分の考え方や意見を自分の言葉で伝えられるようになる」練習だと考えています。
うちの子の自由研究
小学校3年生…色水の温度変化の調査
↑ペットボトルに入れた色水を3色用意して、透明な水とともに庭に置いておき、1時間おきに温度を測定しました。
- 比較対象として、スタート時の温度を測定しておく
- 色水だけでなく、色がついていない水も用意する
- それぞれの温度変化を予想して、実際の数値と比較する
3年生になると、このあたりまでは自分でどうにか考えられるようになりました。
市販の料理用の温度計を購入しただけで、あとは自宅にあるものでできたので楽でした。
ものすごく暑い日に実施したせいで汗だくになりましたが、夏だからこそ温度が大きく変化するんですよね。
小学校2年生…貯金箱
牛乳パックの周囲に紙粘土を盛って貯金箱を作りました。
- 割らずに何度も使えるように、底の取り出し口はキャップで塞ぐ方式にしたこと
- 側面は面ごとに異なる色使いにしたこと
子どもが自分なりに工夫したのは以上の点のようです。
私としては、乾燥させる前後の重量の差などを調べたらよかったのに…作るだけなら研究とは言えないのでは…と思いました^ ^;
小学校1年生…読書感想文
1年生の時は、読書感想文や習字、工作などからの選択制でした。子ども自身が何をすればいいか自分で決められずにいたので、以前から「自分の言葉で伝える力をつけてほしい」と思っていた私から読書感想文を提示しました。
原稿用紙の使い方も習っていなかったので、それを教えるところからスタートしました。400字詰め原稿用紙1枚を仕上げるのにもかなり時間がかかりました^ ^;
でも、原稿用紙の使い方が未習で読書感想文を書いた1年生が少なかったからか、コンクールで入賞したので達成感がありました(私がw)。
過去の自分の研究を思い出す
記憶にあるのはひとつだけ
私が小中学生の頃に行った自由研究で、思い出せるのは「ミョウバンの結晶」だけです。ミョウバンの飽和水溶液を放置→結晶ができてきたらいくつか選んで育てる…みたいなやつでした。
「ミョウバン買ってくれ」と突然言い出して母親が困惑していたので覚えていますw
これからのテーマ
小学校で他の保護者の話を聞くと、プログラミングやスポーツに関連するテーマを選ぶ子もいるようです。
自由研究は昔からある宿題だけど、時代とともに変化するのでしょうね。
子どもがやりたいと言ったことに対して「無理」「できない」とは言わないように気をつけたいです。無理のあることを言ってきたとしても、できない理由を探すのは簡単。どうすればできるか、どこまでだったらできるかを模索したいものです。簡単に諦める大人になってほしくないから(-_-)