夫23歳、私25歳で買った新築一戸建て。早くも15年が過ぎ、新築時にもっとこうしておけばよかったと反省していることがいくつも出てきました。
これから家を建てる予定の人、引っ越す予定の人の参考になれば嬉しいです。
間取りに全くこだわらなかった
自分が住む家なのに、間取りに全くこだわらず「設計士さんにお任せします」と言いました。
大反省~。
私は5畳+3畳のボロアパートで生まれ育ち、大学入学時に一人暮らしを始めてからもマンション住まいでした。戸建てに住んだことがなかったから、イメージができなかったんです。
夫も「書斎が欲しい」とか言わないしね。
ごく一般的な間取りなら、特に問題なく暮らせるんだろうな~としか考えていなくて、「お任せします」と言っちゃいました。
夫婦ともに激務で、考える余裕がなかったし、賃貸を退去しなきゃいけない期日に間に合わせる必要があったというのもあるけれど、一生に一度の大きな買い物なんだからもっと時間を割いてこだわればよかったなと反省しています。
2階にベランダを作った
戸建てなら、2階のベランダで洗濯物を干すよね~と思い込んでいたけれど、一度もやったことありません。布団を干したことはあるけど。
ベランダいらなかった!
お風呂や洗面所なんかの水回りは1階にあって、もちろん洗濯機も1階。
勝手口の軒下に物干し竿が3本もあるし、浴室乾燥機も設置してあるのに、洗濯物を干すためにわざわざ2階まで運ぶことなんて皆無なのでした。。。しかも今はドラム式洗濯機だしね。
布団乾燥機も買ったから、布団を干すことすらなくなりました。
間取りもだけど家事の動線も考えるべしでした。
うちのベランダは床の防水性が劣化していて、外壁塗装リフォームの時、ベランダの床の防水塗装も同時にやってもらったりと、使っていないのにお手入れは必要でとても悔しいです。ベランダをなくしてその分だけ部屋を広くしておけばよかったなぁ。
照明やコンセントの位置を設計士に一任していた
間取りを設計士に一任するくらいだから、そりゃそうだろうよって感じだけど、照明がどの位置に欲しいかなんてことも自分では全く考えていませんでした。
結果、リビングとダイニングには1つのシーリングライトしかありません。
これ、困るほどのことはないものの、インテリア的にはちょっと物足りないなぁと。
ダイニング用とリビング用で照明を別の器具にしたり、あるいはもっと多数のダウンライトや間接照明を使ったり、オシャレな家には雰囲気づくりに寄与する要素があるものだけど、うちは超絶シンプル。。。リビングダイニングの天井に1つだけ。
コンセントもね、どこで何をして過ごすとか全く想像していなかったから、どれも無難な位置です。
延長コードを使えばどうにでもなるとは言え、もっとよく考えていたら少しはスッキリさせられたんじゃないかと思っています。家具を置いて隠れてしまったコンセントもあれば、タコ足配線だらけになってしまうコンセントもあるし。
ロフトを作らなかった
重いものを高いところに置いておくことに抵抗があって、ロフトいりません!と言ってしまいました。
家を建てた当時は子どもがいなかったから、どれくらいモノが増えるか想像できなかったというのもあるし、自分たちの物はどれも重量物(車の部品は鉄の塊ばかり)だし。ロフトの必要性を感じませんでした。
でも長期間とりあえず保管しておきたいものが少~しずつ増えてきて、やっぱロフトあってもよかったな~なんて。。。
時間がある時にDIYでロフトを作れないか検討中です。新築時に標準仕様だったロフト、なくさなきゃよかったなぁ。
断熱などの性能は調べなかった
我が家はオール電化だけど太陽光発電システムは採用していません。太陽光発電システムが普及し始めた頃だったけれど、2008年当時はZEHは国内ではまだ登場していませんでした。
住宅の耐震性能はかなり気にしたけれど、断熱性能はノーマークでした。
でも、室内の快適性や光熱費抑制のためには断熱がとても重要だったんですね。
壁や床、天井もだけど、ガラスも…全く意識していませんでした。電気代も以前は安かったし。
新築時はごく標準的な断熱性能だったようだけど、今後リフォームするならさらに断熱性をアップさせたいです。
フルローンだった
夫23歳、私25歳、頭金ほぼゼロでした。
結婚直前から賃貸に同居していて、車の盗難や車上荒らしに複数回遭ったこと(サーキットを走る車両には高額パーツがたくさんついている)、管理会社への不信感が大きくなりすぎていたこととで、転居を検討していたんだけど、結婚するんだったら家を買っちゃえばいいんじゃないか?という考えに至りまして…
それから建売住宅を探すも、車を4台以上置ける物件が見つからず…
とても信頼できる不動産会社のオジサンにちょっと聞いてみたら、「注文住宅でも十分間に合うから広い土地を探してみれば?」とアドバイスされ…
段差や勾配がなく、治安がよく、地盤が強固で近隣住民も問題なさそうで、家を建てても車をゆったり6台置ける土地に出会い、勢いで契約しました。
この土地を選んだこと、家を建てたことは全く後悔していないけれど、こんな出会いがあった時のための貯金をしていなかったことは反省しています。
ちなみに私の実家はド貧民、夫の実家は比較的ゆとりがあるけど資金援助はすべて辞退しています。
夫も私も若かったから勤続年数が短くて、ローン審査が地銀1社しか通らなかったしね!貯金があればよかったな~
外構は車のこと「しか」考えていなかった
車を安心して置いておきたいのと、庭でいろいろと作業したいのとで、うちの庭は車6台分のスペースをコンクリート、その他をすべて砂利で埋め、カーポートと電動ゲートがあるだけです。
あとは目立たない場所に倉庫が2つ。
シンボルツリーも花壇もなく殺風景です。
最初はこれでよかったんだけど…、子どもが自転車に乗るようになると、置き場所に悩むようになりました。建物には庇や軒がないので、雨に濡れないように自転車を置いておくことができません。カーポートにはもちろん車を置いています。
車のそばに自転車を置くのは絶対に嫌だし。。。(自転車が倒れたら…車が凹む…)
で、いろいろ考えて、ホームセンターのサイクルポートのDIYキットを買ってきて設置しました。購入や設置のプロセスは過去記事 にすべて書いたけれど、本当に車のことしか考えていなかったので、サイクルポートをどこに設置するのか悩みました^ ^;
小中学校への距離や校内の治安は知っていたけれど、学力レベルまでは知らなかった
土地を選ぶにあたって、平坦で、河川から離れていて、治安が良くて…と、一般的なことは意識していたけれど、小中学校の学力レベルまでは確認していませんでした。
というのも、うちの子が通う市立小中学校の学力レベルはかなり低いそうなんです。
中高一貫校の受験は、うちの子の小学校からは合格者が出たことがないとか。。。確かに宿題は少ないし、授業も簡単そうだしなぁ。
家を建てた時に子どもがいなかったから、そこまで思い至らず。子育てをしてみて、エリアごとに学力レベルに差があることを初めて認識しました。
これから持ち家や転居を検討する人の参考になればいいな。
住環境は大事だからね!