子育てと地域社会への参画について考えること

仕事のこと

子育てをしていると、地域での協力について考える機会が多いです。

全開


小さな地方都市では自治会に入って当然、子ども会も小学校PTAも参加する前提ですべてが進んでいきます。

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自治会もPTAも子ども会も・・・「やって当然」なのに「やりにくい」?

私は自治会もPTAも役員を経験済みですが、これだけ共働き家庭が増え続けているのに「役員活動のために仕事を休まないといけない」という現状は時代に合っておらず、そこそこ苦労しました。

自治会の中の斑(組)の金融機関口座がなぜか農協しかないとか、配布物のコピーをする時は公民館や小学校の格安コピーを使うべしとか、「専業主婦か年金暮らしの人じゃないと対応できないよ」って部分は変えましたが。

なんとなく「昔からこうだったから」と続いている決まりでも、意味を失っているものはかなりありました。。。

全員参加を義務づけたうえで、全世帯が役員を一度はやらないといけないんだったら、少しでも楽にやりたいよね

本来はその地域の人たちから必要とされる組織であるハズなのに、今後役員をやる人たちにとって「やらされ感」が強くなるのはとても残念。

時代に合ったやり方にしていかないと、引き受け手がいなくなってしまうわ

そりゃ地域に暮らす人みんなが100%満足できるやり方なんてないだろうと思います。

高齢者の中には「若い者に勉強させろ、若い者には苦労が必要だ」と言っていろいろな役割を若い世代に担わせようと企図する人もいれば、大雨でも真夏でも毎日ボランティアで子どもの登下校に同行してくれる人もいて、本当に考え方はさまざま。

若い世代にも、できれば面倒なことはスルーしたいという人は田舎であっても多いでしょう。

ただ、地域で生活していくうえで、どんな人であれ年上の人は人生の先輩だから敬意を持って接するし、年下の人は自分が引っ張っていく気持ちで、みんなが参加しやすい雰囲気づくりをすることは必要だと考えています。

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どんな人も孤立させないこと

私が重視するのは、どんなマイノリティも孤立させないこと。

たとえば、うちのご近所さんの中に、一家離散状態でご主人だけがひっそりと暮らしているおうちがあります。

激しい子どもの虐待が問題となっていて、以前は夫婦と子ども達がにぎやかな一家だったのが、現在は子ども達は児童養護施設に保護され、虐待を行っていた奥さんは姿を消しています。

で、田舎の自治会では草刈りや運動会など種々の行事があるんですが、ご主人は仕事の都合もあってか基本的に毎回不参加。

そのうちに自治会の役員の人たちは、そのおうちには出欠確認などをしなくなっていきました。

私はこれはダメだと思う

「どうせ欠席だよね」と、出欠確認もしなくなるのってどうなんでしょう。

確かに彼も、いつも委任状すら提出しないし、非はありますが。でも、自治会から脱退したわけではないんです。

このモヤモヤした感じ、私が役員になった時に変えたよ

どんな人にも声をかけ続ける。

「どうせ欠席でしょ」と分かっていたとしても、私は声をかけ続けました。

家が近かったというのもあるけど、何度も訪問したし、会えなければメモをポストに入れたこともたくさん。

役員として集金しないといけない時も、基本的にいつも留守だったけど「○日までにお金を持ってくるか、連絡くれたらいつでも集金に行きますよ」的な手紙をポストに入れておいたら、ちゃんと連絡くれました。

他の役員さんの時はそのおうちから集金できなかった分を雑損失か何かで計上してたみたいだけど…

可能な限りの働きかけをしたのか?と問いたいわい

いつか何か変化があった時のため…

私が声をかけ続けて、孤立させないように気をつけていたのは、上に書いたおうちの場合だと「いつ子ども達が家に戻ってきても、早く自然に周りと馴染めるようにしたい」という思いからです。

外国人家庭、ひとり親世帯、高齢者の単身世帯など、他にもあるけれど、いつか何かあった時にお互いがスムーズに対処できるように、日頃から「見る」って大事だと考えています。

10年後、20年後もここで暮らしているか、まだ自治会があるのかどうかはわからないけど、縁があって住むことになった地域のためにできることは最大限やりたい

↑これ、私の思い。まぁ無理のない範囲で、ですが。

地域社会に参画して感じたこと

私自身が生まれ育った実家は、家庭の事情でPTAも子ども会も非加入世帯だったんです。

人口60万人程度の比較的栄えた地域で、勢いのある市だったけど、親がなぜ参加しなかったのかは知るよしもありません。

だから、子ども会はそもそも学校関係の組織なのか、PTAがそもそも何なのか、自分が関わるまではよく分かっていませんでした。

運営に携わってみて初めて、地域で暮らすということ、よその家庭との付き合い方などを考えるようになりました。

そして、「子どもを地域全体で育てる」という考え方と、実際に尽力している人たちのありがたみを知り、自分も何かしら協力したいと思いました。

古い地域(新興住宅地ではないという意味で)なので、古いルールや手順でそのまま運用されているところも多く、そのあたりは無駄をなくして効率化するために変えているところです。

まぁ年を取ったら都会に引っ越したいけどね

↑これも本心。都会育ちなのでやっぱり田舎は不便。

何台もある車を手放して、サーキットも走らなく(走れなく)なったら、今の広い土地は不要だし。

ただその時まではこの地域にお世話になるので、良好な関係を作っていきたいと考えています。

私は実は熱い奴なのかも…(滝汗)

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