私は大手複合サービス業の社畜なので、保険商品についても一応は把握しています。生活パターンや家族構成が変わる時が、保障の見直しのタイミング。
保険の掛け金は固定費なので、もしムダがある場合はそれを減らせば大きな節約になります。
共働き+子ども2人の我が家が加入している保険についての話も交えて、考え方を紹介します。
保険の掛けすぎにご注意!
共働きで収入に少しゆとりがあると、エアコンのスイッチを遠慮なく入れられたり、たまに牛肉を買えたり、ちょっと高い柔軟剤を使えたりしますよね。
「ちょっと上質」に慣れると、保険も多めに掛けちゃったりして。。。
その「掛けすぎ」、放置するともったいないですよん。
金銭的な備えは必要な分だけでいいんです
結婚、妊娠・出産、転職、子どもの成長と独立など、生活が変化するタイミングが保障の見直しに適した時です。
面倒だけど、こまめに見直してムダを撃退してくださいね。
我が家はシンプル
我が家の保険契約は次のような状況です。
- 独身の時から結婚当初…夫婦ともに100万の死亡保障と、病気&ケガの入院保障、ケガ通院保障の組み合わせ
- 妊娠~2人目出産…上記内容に、夫婦ともに死亡保障を2千万にUP
- 子どもはコープ共済のジュニアコースのみ
これだけ。
生命保障については、第一子の大学卒業、そして第二子の大学卒業と、段階的に減額するつもりです。
夫婦の保障内容を同じにしている理由は
- 持ち家だから団信がある=死んだら住宅ローンがゼロになる。(ペアローンなので夫婦どちらかが死んだら、生存者のローンだけは残るけど、夫婦ともに正社員だから不安はない)
- 夫婦の収入に大きな差がない。
といったところです。
死亡保障よりも病気やケガの方が心配かな、今は。。。
共働きなら貯蓄性は気にしなくてOK
「20年後に100%以上の金額になって戻ってくる」「途中解約しても、払い込んだ保険料は返金されるから貯金だと思って…」「○年ごとに○万円のボーナスを受け取れる」など、魅力的な文言の保険商品はいくつもありますよね。
が…
貯金と保障は別物
保険商品に貯蓄性を持たせることによって、ルールが複雑になっている商品が多いです。
当然ですが、自分が約款を完全に理解できない場合はやめておくのが吉。
貯蓄は貯蓄、保障は保障でそれぞれ考えるとシンプルになります。
そして、人間は「一旦得た権利を手放すことに抵抗を持つ」という性質があります。たとえば「20年契約を続ければ、払い込んだ保険料が110%になって戻ってくる」という保険商品の場合、5年経過した時点で失業や離婚等のライフイベントがあっても「せっかく5年続けたんだから…」と、契約を維持したくなるんです。
何が起こるか分からない人生、長期の契約にはリスクもありますよ
というわけで、保険に貯蓄性を求めるのはオススメしません。我が家は掛け捨てタイプのみです。
将来の自分の生活もだけど、日本や世界がどうなっているかは誰にも分からないから^ ^;
保険で損したくない!私が避ける商品は外貨建て
将来、円の価値は下がっていき、円安傾向が続くはずだから外貨建ての資産がオススメ…と聞いたことはありませんか?(私はFPの友人から直接聞いたことがありますw)
確かに、日本はこのままでは国際的な競争力を上げられず、円の価値は下がるのかもしれません。
でも外貨建て商品は特に要注意だと考えています。まず難解であるうえ、手数料が高い商品が多いです。
保険料の払い込みの時に円→外貨の為替手数料が発生し、保険金(または返戻金)を受け取る時にも外貨→円の為替手数料が発生し。。。うーん。
あとは将来の為替相場も、誰にもわからないものだし。満期になった時に得をするのか損をするのかは未知数です。
これも、本当に約款に納得できない限りはやめておいたほうがよさそう。。。
自転車保険や賠償責任保険などは重複チェックを
自転車保険は自治体の条例で加入を義務づけられていることがありますね。
これ、賠償責任保険でカバーできるケースがあります。
賠償責任保険は、他人の物品を壊して「弁償してくれ」と言われた時に、その費用をカバーできるという保険です。モノだけでなく他者の身体も保障の対象になっている・自転車運転中も適用される…という商品があるのでチェックしてくださいね。
また、生命保障や入院保障などに、賠償責任保険が特約としてセットされている場合もあり、複数の重複があると掛け金がもったいないので、これも確認をしたいところです。
うちはケガの保障に賠責特約がついていて、自転車に乗っていても保障の対象になります。
なので自転車保険は未加入です
忙しい日々でも、せめて「我が家の保険加入状況」は把握しておいてくださいね。
そして、たまに見直しを検討してみてください。
ムダを省くこと、いざという時に困らないことが大切です!