恥ずかしいことに、社会人1年目の私は仮病を使うことがありました。
遊びに行きたいとか、明確な理由があるわけでもないのに、なんとなくダルくて「体調不良」の名目で昼休みに帰らせてもらう…
結論から言えばずる休みだということはバレていたと思いますが、今思えば本当にありえない新人です。
そんなダメ新人が変わるきっかけとなった上司からのひとことについて書きます。
上司の方針「部下を信じる」
上司は「新人でも信じて仕事を任せる」というタイプでした。
仕事のやり方をある程度教わった後、「あとは思うようにやってみなさい。困った時は相談に乗るし、責任は俺が取るから」と言うと、口出しせずに見守る…というスタイル。
(私が上司だったらお互いに失敗が怖くていきなり任せるなんてできないかも…)
私の言うことは全て信じてくれたし、どんな相談にも応じてくれました。
恋愛相談もしました
厳しさの中に優しさがあり、私はそこについ甘えてしまうことがありました。
「今から帰る?…分かった、あとは俺に任せろ」
で、午前中の業務が終わる頃に「体調が悪くて…午後は休んでもいいですか」と、ときどき「今から帰りたい」と言うことが。
本当に偏頭痛がひどい時もあったけれど、嫌なことがあってなんとなく落ち込んだり、なんかダルいな~…みたいなぬるい理由も多々。。。(反省)
そんな時も上司は
おう、わかった。帰っていいぞ。あとは俺に任せとけ
と言ってくれました。毎月の締め日とか忙しい日でも。
でもね、絶対バレてた(汗)
嘘はバレてたと思います。
部下をよく見ている人だからというのもあるけれど、顔色は悪くないのに…とか体調不良の回数が多い…とかいろいろ^ ^;
それでも信じてくれてたんです…(本当にごめんなさい)
甘えなくなったきっかけ
ある日、いつものように「帰りたい」と言った時のこと。上司が私の目を見てこう返してきました。
「わかった。ゆっくり休んで、明日は元気に出てこいよ。お前のこと信じてるからな」
信じてるからな…って。
あーやっぱバレてたんだと思いましたね(=_=)
それと同時に、上司の優しさに対する申し訳なさが溢れてきて、心から反省しました。
この日以来、私は二度と適当な理由で休むことがなくなりました。
激務の部署に異動になったとか、他の理由もあるけど、仕事に対する意識が変わりました。
その後12年ほどで退職することになりますが、今でもこの時の上司には感謝しています。