世代、格差…人事担当から見た伸びる人と伸びない人の特徴

仕事のこと

新卒採用や中途採用で、たくさんの応募者と接して感じたことを書きます。

私自身は就職氷河期末期に就活を経験していて、氷河期世代の人やゆとり世代の人など、異なる年齢の人のそれぞれの意識に驚いたり、関心したり、いろいろ得るものがありました。

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伸びる人は現実を見て判断する

私たちは毎日、選択を繰り返して生活しています。

どこに行くか・行かないか、何を食べるか・食べないか、どの服を着るか・着ないか・・・自分で決めています。自分の現在地は、自分の選択の結果ですね。

もちろん職業も。今の居場所は、自分で選んで決めています。

過去に「たられば」はない

判断に迷う時、もし失敗したら・・・もしこんなこと言って嫌われたら・・・と、いろんな場合を想定する私たち。

そんな中、伸びる人たちは必ず現実、真実を見ます。

理想は描いているとしても、それはあくまでも理想です。最悪の場合の想定も、あくまでも想定です。それぞれ必要な思考だけど、理想や最悪の場合に到達するにはどのようなプロセスを経るのかはきちんと検討したうえで、「では現在はどのような状況なのか」に立ち戻り、今すべきこと、今ベストを尽くすことに集中します。

全開
全開

終わってしまってから「あの時ああすればよかった」と思わないように、今の数字、今の状況、判明していることを基準に考えるんですな

「もしあの時○○していたら」「あの場面で△△があればよかったのに」など、過去について思い悩んでも、もう過去は変えられません。過去にたら・ればはありませんからね~。

今できるベストを尽くしましょう。

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伸びなかった人は

一方で、つい最近出会った女性は、正規雇用された経験がないことを次のように話していました。

私はいわゆる氷河期世代で、四年制大学を卒業したのにパートしか経験したことがない。

安定した職に就くために何か身につけたいなぁ…

就職氷河期という時代のせいで、正社員になれず、親と同居していないと生活ができないんだとか。

確かに、氷河期とそうでない時期とでは不公平感はあります。私もそれは感じていました。でも、すべて環境のせいというわけではないとも思います。

この女性には「就活中は、大学の友達はみんな100社くらい応募するのは普通でしたよね」と言ってみたらびっくりしていました。彼女は早々に妥協してフリーターの道を選択したそうですが、私たちは可能性がゼロでない限りは希望する職に応募し続けました。

もちろん、自分を選んでもらうために必死になっても、結果としてすべて不採用となった人もいるし、第一志望の企業から内定をもらえた人もいます。

ただし、そこは通過点です。

就活中に行動した量が多い人はそれだけ多くのことを学んだハズで、その行動量を社会人になってからもキープできた人、経験を活かして考察する力をつけた人は後で伸びています。氷河期世代でも成功している人はたくさんいますもんね。

要はうまくいかないことを他人や環境のせいにしていたら、いつまで経ってもダメなままですよと。

全開
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ゆとり世代の人だってそう。

自ら望んでその時代に生まれたわけじゃない。

でも、どんなに揶揄されたって、成功している人はたくさんいるよね

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私が考える成功とは

さっきの女性は「非正規雇用しか経験したことがないから負け組だ」と言っていたけど、それもどうなんでしょうね。いい仕事、いい職場にまだ出会えていないだけという気もします。

あえて非正規を選ぶ人もいるし、正規雇用だから幸せとも限らない。そして、状況の変化はいつ起きるか分からない。

キャリアチェンジで年収が下がったとしても、プライベートとのバランスを取りやすくなったり、仕事が楽しくなったりして満足度が上がれば、それは成功と言えます。

突き詰めて言えば、自分の生き方に責任を持ち、どんな選択も後悔のないようにするだけ。それができている人は成功しています。

大切にしている言葉

「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」

これはホンダ創業者の本田宗一郎氏の言葉です。

やるかやらないか、迷ったら「やる」ってことにしています。やらないと分からないし、失敗しても経験は得られるし。。。

全開
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方向性が決まったら、そこに向かってよりよい選択を続ける。実践と前進あるのみ。

自分に何ができるのかわからない、何をしたいのか分からない…そんな時は、自分と向き合って自己分析をするのもいいですよ。

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なぜ勉強しないといけないの?子どもに聞かれたらどう答えますか?私は2児の母になり、社会人ながら大学院で勉強してやっと分かってきました。 自発的に勉強するのは楽しいのに、義務教育の小中学校はあまり楽しくないとか、宿題をやる気になれないとか…、...
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