整理収納アドバイザー1級だけど、元は汚部屋の住人です。現在の戸建への入居も含め、過去4回の引っ越しはすべて失敗でした。
今思えば片付けられない人のあるあるばかり。
断捨離や引っ越しをスムーズに進めたい人のヒントになるように、あるあるを書いていきます。
あるある①所有物を全部新居に運び込む
初めての引っ越しは大学入学時で、実家から出て一人暮らしを始めた時でした。
親が「捨てられない」「買い置きしまくる」人だったため、私も同じように育ち、荷物は多かったです。
4年間を快適に過ごすための荷物があればいいだけの話なのに、小学校時代の文集やら、中学校のジャージやら、自分のものを何も考えずに全部そのままワンルームに運びました。
気候も利便性も違う土地に引っ越すのに、それまでの持ち物をそっくりそのまま移すって。。。
当然、4年間で一度も使わなかったものがたくさんありました。思い出の品だけでなく、古い参考書とか、実家の近くの店のポイントカードとかも。
あるある②置き場所が異なるモノをひとつの段ボールに入れる
例えば、キッチンに置いておく鍋と、お風呂で使うシャンプーを同じ段ボールに梱包すると…、引っ越し先での片付けが大変ですよね。箱を開けるたびにあちこち移動しなくちゃいけないし。
こんなの当たり前なのに、私はやっちゃっていました。「この箱、まだ満タンになっていないなぁ。他に何か入るものないかな…」ってな具合です。モノを減らせない人って、空いたスペースがあると詰め込みたくなるんですよね。。。
引っ越し荷物はスムーズに片付けられるように、「寝室のクローゼット」「食器棚」「子供部屋の一番奥」など、具体的な収納場所まで想定して荷造りするのがよいです。かつ、引っ越しの後に早い段階で使いそうなものはひとつの箱に詰めておくのもいいですよ。筆記用具とハンコとハサミ、掃除用具…など。
あるある③ゴミまで引っ越し先へ運ぶ→その後、開かずの段ボールに
現在の家に引っ越した時は、仕事が忙しくて引っ越し前の断捨離に時間をかけられず、新居で使うかどうか分からないものも一応全て運びました。モノの処分は引っ越してから考えればいいや、とりあえず引っ越そう!と思っていました。
が、やはりそれまでに使っていなかったもの、特に存在も忘れていたような古いものに関しては、新居でも使うことはなく。。。結局、元の箱に戻したまま放置して、開かずの段ボールのまま数年が経過してしまいました。
こんなことになるんだったら、引っ越し前に処分しておけばよかったんですよね。使うかどうか分からないもの(それも結局使わなかった)のために段ボールに入れ、運び、保管し…というエネルギーの無駄遣いをしてしまいました。
私は引っ越しは毎回自力でやっていたけれど、業者さんに依頼した場合は余計な費用もかかっていたに違いありません
教訓 絶対に使いたいもの、理想を実現するものを優先すべし
かつての自分は「とりあえず全部運んで、あとは引っ越してからゆっくり片付ければいいや」という考えだったけれど、これはオススメしません。
服や調理器具など、当面の生活に必要なものだけ先に片付けて、他のものはついダラダラと後回しにしてしまうからです。
そして、たくさん運び込んだ荷物がまだ片付いていないのに、新居に合いそうな雑貨を見つけたら買っちゃったりするんだ!←自分のことだね
引っ越しを成功させるには、新居で絶対に使いたいもの、必需品、理想の暮らしを実現できるものを優先して、それ以外は全部捨てる!くらいの鬼のハートで荷造りするべしです。引っ越し後の荷ほどきの苦労のみならず、費用も労力もスペースも節約できます。