夫も私もフルタイム勤務で、平日に買い物に行く時間がないからこそ、乾物(常温保存できる加工食品)にはお世話になりまくっています。
食品バイヤーになる以前から、乾物はぼちぼち使ってきたけれど、料理が好きだった父親の影響を知らず知らずのうちに受けていたのかもしれません。
そんな私が常備しているものを紹介してみましょ~。
がっかりするなよw 定番品だらけ
↑高野豆腐はサイコロ状にカット済みのものを愛用。時によってカットのサイズが違うものを買っています。
小さいものは味噌汁やちらし寿司の具に便利だし、ひと口サイズのは野菜と一緒にそのまま煮るだけで一品に。たまごとじにしてもいいね。
↑熱湯を注ぐだけでできあがり。休日の昼食や、疲れた日によく使います。
↑手軽に海藻を取るのにぴったり。味噌汁の具の種類を増やしたり、卵焼きに入れたり、酢の物に使ったりと便利です。私は三重や三陸のわかめをよく買います。
↑海藻つながりでもうひとつ。こちらは煮物や漬物に。手間をかけてだし昆布を使う余裕はないけど、これなら私でも大丈夫^ ^;
↑普通の大豆とともに常備している青大豆。栄養価が高いです。塩ゆでするだけでおいしいです。騙されたと思って試してみてね。6時間~ひと晩水戻しして、塩ゆでして、ザルにあけるだけ。ゆでた豆は冷凍できるし、ひじきの煮物や炊き込みご飯の具にも使えて、何かと便利です。
↑切り干し大根は宮崎県産ばかり使っています。我が家では、細切りにしたベーコンとともにコンソメで煮たものが子どもに好評です。これまた味噌汁の具にも、弁当のおかずにも便利。
↑夏場は鍋ごと冷蔵庫に入れて水戻しします。電子レンジで戻すという時短テクニックがあるけれど、苦味が出るのでオススメしません。(これはシイタケの菌を全国に出荷している菌屋さんも言っていました) 甘辛く煮て常備菜に。100グラム100円くらいまでのもので十分かな。あ、味噌汁の具にしたい時は、乾燥したままの状態の椎茸を手で砕いて鍋に入れてます。
↑ごまは九鬼産業推しです。すりごま、いりごまも九鬼愛用。ごま油は昔ながらの圧搾法で作られています。「太白ごま油」は、ごま油特有の芳香や色が少ないタイプで、食用だけでなく高級エステのマッサージオイルにも使われていますね。ちなみに香りが強いタイプのごま油は、野菜や味噌汁に少量垂らすとおいしくなります。
賞味期限切れを防ぐ収納法と、料理のこと
↑我が家では、和・用・中にジャンル分けした乾物をファイルボックスで管理しています。
和…切干大根やわかめ、だしの素など。
洋…ブイヨン、カレールウなど。
中…中華スープの素、中華スパイスなど。
「使用頻度が低いもの」と「よく使うもの」をあえて同じボックスに入れておくことで、使い忘れを防いでいます。
収納方法については、詳しくは過去記事 乾物の分類・収納アイデアで賞味期限切れゼロ【無印のファイルボックス活用法】 でも書いています。
こんな私は、かつては「乾物なんて面倒」と思っていたんだけど…
乾物ってそのままじゃ食べられないものばかりで面倒!と思っていました。特に子どもができるまでは。
でも、日持ちするし、価格が乱高下することも少なく、実は忙しい人にとって心強い味方だと気付きました。
食品・小売業界では、「野菜が高騰して売れなくなると、肉も売れなくなる」「乾物が売れなければ、調味料も売れない」という法則(?)があって、乾物を積極的に使うことはこの法則を両方解決することにもつながります。
乾物メーカーも調味料メーカーも、「料理は面倒じゃないよ」「バカ売れはしないだろうけど、かゆいところに手が届く」的な商品を多数開発していて、展示会では「粉末のしいたけ」「サラダ等にかける専用のごま」「あらかじめ乾燥ひじき・にんじん・大豆・しいたけがミックスされたキット」など、毎回いろんなアイテムに出会います。
いろいろ試すうちに自分の生活スタイルに合うものを見つけたら、そのたびに毎日の家事が楽に&豊かになるので、私は「面倒(かもしれない)なのは最初だけだ!」と思っています。
最近の乾物は古くからの知恵で現代まで使われているものにちょっと工夫がなされた商品が多く、「難しそう」「面倒」のハードルは下がり続けています。皆さんも、気になるものを見つけたら試してみてくださいね。