結婚前に建築を決意した経緯、建売ではなく注文住宅にした理由、住宅ローンのこと…
前回までの記事
20代、頭金ゼロ、親からの資金援助ゼロのフルローンで注文住宅を建てた話 その1
20代、頭金ゼロ、親からの資金援助ゼロのフルローンで注文住宅を建てた話 その2
の続きです。今日は土地を選ぶところまでの話です。
ハウスメーカーの住宅展示場に行ってみた
1月に両親に結婚の挨拶をし、引っ越しを検討し始めました。賃貸の戸建てをいくつか見て、思ったより家賃が安くないことがわかり、「建売住宅または築浅の中古物件」を探すことに。
注文住宅より建売の方がお得だと思っていたからね
しかし、家を売るプロである不動産会社の部長さんから
「建売住宅より注文住宅の方がオススメ。満足度が雲泥の差だから、結果的に注文住宅の方がお得。それにあなたが求める条件だと建売はムリだよ」
と言われてしまいます。
私たちは車を4台以上置ける土地を希望していましたが、「この地域の一般的なファミリーを想定して作っている建売住宅だと、ガレージは多くても3台分までだよ」と。
ついでに「ガレージの件も含めて好き放題できる注文住宅の方がいいと思うけど、まだ23歳なんだし無理はしちゃダメだよ」とのアドバイス。
契約してくれるかもしれない人に「無理はしない方がいいよ」「焦る必要はない」と言える部長さんでした。素晴らしい人柄で、余計に「この人から家を買いたい」と思いました。
で、部長さんのアドバイス通り、焦らずいくつか住宅展示場に見学に行くことにしました。
モデルハウス見学でわかったこと
セキスイハイムやミサワホームなどの有名ハウスメーカーの展示場の他にも、地元工務店のモデルハウスにも行きました。
- 大手ハウスメーカーは建材をまとめて作るから品質が一定
- そして工期も短くできる
- でもテレビCMや住宅展示場を展開する宣伝費が代金に上乗せされている
- 地元工務店の場合は相性が合わなかったら悲惨
- このハウスメーカーの家を建てたい!と思っても、希望エリアに分譲地がない場合がある
- この土地が欲しい!と思っても、そこで建てられるハウスメーカーは決まっていることが多い(いわゆる建築条件)
一長一短だということがわかりました。。。
あと、当時の年齢(夫23歳、私25歳)と年収や勤続年数はどこのモデルハウスでもしつこく聞かれましたw
どのモデルハウスにも自慢の最新設備が搭載され、しかもフルオプションなので面白かったです。
フルオプションなんて当初から望んでいないし(買えないしw)、でも注文住宅ってベーシックなプランだとそんなにびっくりするほどの高価格でもないのね…とか、いろいろと感じ取りました。
そして「家」をひと通り見た後、次は「土地」を見てみたくなりました。
売土地を見に行ってみた
いろんな家があるもんだ~と思いながら、今度は「じゃ土地はどんなのがあるの?」と思って、チラシやインターネットで見つけたところを見て回りました。
角地、旗竿地、敷地と道路の間に水路(川?)がある土地etc、本当にいろいろな土地があるものだとまた感心。
そして感じたことは
私が思う通りの土地って実はほとんどないんだなぁ
でした。
土地の見学をしてわかったこと
この時点で、私達はハウスメーカーへのこだわりは特になく、それよりも土地の状況が優先であることを自覚します。
地域にしろ地形にしろ、ハウスメーカーの分譲地がどこにあるかによって住む場所が左右されるのは嫌でした。理想的な土地が見つかった時はその場所を選びたいし、もしそこに建築条件があるならそれに従おうということにしました。
戸建ての賃貸物件も建売住宅も、どれもしっくり来るものがなかったので、好きな土地を探してそこに家を建てるのがいい、という結論に至ります。
結論:理想の土地を見つけたらすぐ買うべし
さて、夫の同僚が紹介してくれた不動産会社の部長さんからのアドバイスで、住宅展示場や土地を見学していたら3月になりました。
いろいろ見学する中で私たちが出した結論は「理想的な土地を見つけたら、そこに家を建てるのがいい」ということ。
ちなみに我々にとっての理想的な土地の条件は
- 土地と出入口が平坦、かつ段差がない
- 土地に面した道路が平坦
- 旗竿地ではないこと
- 土地に水路や川が接していないこと
- 地域の治安がよいこと
- 通勤経路が渋滞しないこと
- 車を4台以上置ける
- 最寄り駅まで徒歩で行ける
です。
しかしあちこち見学したところで、「理想に合う物件なんて見つからないんじゃないか」と感じ、再び不動産会社の部長さんに電話します。
あの…住宅展示場に行ったんですけど、結局どれも長所があったし、特に不満はなくて…。
それよりもいい土地がなかなかないなって話になってまして…
紹介された土地とは
そして不動産会社からいくつか土地を提案してもらいました。
- 上に挙げた条件に合うけど、敷地の前に歩道がある土地
- 私が第一希望にしていたエリアだけど、敷地の前に水路がある
- 上に挙げた条件に合うけど、地元の古くからの住民も多い地域
など。
で、この中で我々は最後の「地元の古くからの住民も多い地域」を選びます。
土地選びの決め手とは
歴史のある地域って、しきたりとかめんどくさそう…と思ったこと、私もあります。
では、なぜあえてそんな土地を選んだのでしょうか。
まずは広さと周辺の状況
土地の間口が10メートル以上、奥行きが20メートル以上あり、車をたくさん置けます。
昔は巨大な冷凍倉庫があった土地で、地面はカチカチ。倉庫が解体された後、宅地として販売される際にいくつかの区画に分割されていました。
土地そのものも、周囲の道路も平坦です。
通勤は車で片道15分くらい。駅までは徒歩10分くらい。
土地の広さや立地は理想的です。
地域住民の様子を知っていたから
当時、私は外回りの仕事をしていて、不動産会社から提案された土地に関しては、すべての「周辺道路」「地域住民の様子」「治安」を把握していました。
特に今回の土地がある地域にはいい人が多い印象がありました。
古くからの住民(同じ苗字の人だらけ)も、排他的ではなく、新しく入ってくる人に友好的であることも知っていました。
そんなわけでこの土地に決定!
さんざんあちこち見て、やっとピンと来た土地だった!
「ピンと来た」って重要。
ちなみに私は、車を買う時は毎回衝動買いですが、いずれも「見たらピンと来たからその場で買った」って感じです。。。
しかし我々はまだ結婚もしていないうえ、夫はまだ23歳。果たして200平米を超える広さの土地を買うことができるのでしょうか。
つづく。。。※当然ハードルがありました。予告しときますw