整理収納アドバイザー1級のサラリーマンです。
資格といってもピンキリで、難関国家資格から講習だけで取得できる簡単なものまでさまざま。
整理収納アドバイザー1級は私の収入にどう影響したか(またはしなかったか)、ありのままに書きます。
今からの参入はオススメしない
整理収納アドバイザー1級の資格を得るには、まず2級、準1級に合格する必要があります。
2級は1日の受講で取得可。準1級も2日間の受講でOKです。
そして1級の試験は、課題に取り組んで発表する形式で、合格率は8割以上です。
私はもともと片付けや掃除、収納に興味があったから、どうせなら資格を取っておこうかな~という感じで受験しましたが、正直な感想としては喜びよりも「お金がかかったなぁ…」というのが大きかったです。そして、整理収納アドバイザーを仕事にするのは私はやめておこうと考えました。
フツーの主婦や会社員で、整理収納アドバイザー1級の資格「だけ」で新たに仕事を始めたいと思っている人がいたら、やんわり止めてあげたいです。。。
新規参入にはハードルが…
2級の講師や1級の試験管など、それぞれの講習・試験に登場するのは、主催者であるハウスキーピング協会に登録している大先輩の整理収納アドバイザーさん達です。
大先輩たちの多くは、整理収納アドバイザーが流行する前からすでに資格を持っていたと思われます。
そして、大先輩たちは、建築士やインテリアコーディネーター、雑貨店の経営者、ハウスメーカーの営業など、おうち関係の仕事に就いていることも多いです。
そこへ整理収納アドバイザーなる、言ってしまえば「よほどのヘマをしなければ合格できる民間資格(つまり価値は高くない)」を有した人が参入したところで、集客、接客、請求に会計といった「整理収納サービス以外の部分」までこなしてリピーターを得るのはなかなか難しいんじゃないでしょうか。
特に接遇・接客マナー=相手との距離の取り方や温度感のコントロールは、すぐに身につくものではありません。請求と代金回収までできてやっと業務完了だし、それなりのエネルギーが必要です。
整理収納アドバイザー1級がもたらす収入
このブログを読んでくださっている方の中には、もしかしたら「整理収納アドバイザー1級だから」ということで記事を参考にしたよ、という奇特なお方がいらっしゃるかもしれません。
そういう意味では収入になっているかも。。。
ただし「月収○万円」と言えるような安定収入ではありません。
履歴書に整理収納アドバイザーを書いたら…面接での反応
「整理収納アドバイザー1級」と履歴書の資格の欄に書くのは、正直なところ微妙かと。
インテリアショップや雑貨店、ホームセンターなんかはいいかもしれないけれど。。。
と理解しつつ、私はあくまでもネタ的に書いたことがあります。
志望先(会計事務所)の定型フォームで、資格の欄が1行余ったのでね。
すると、まんまと(?)ネタがウケました。補助金や相続など、お金・法律関係の仕事は常に書類まみれになること。そして資料を何年も保存する必要があり、その置き場所の確保や古い資料の処分に苦労すること。あと、公認会計士や税理士の先生達は、整理収納アドバイザーなんていう「お金を払えばもらえる民間資格」は全く知らなくて、逆に興味津々だったり。
で、私は内定をもらいました。
が…整理収納アドバイザーだから雇用されたんじゃないですよ。応募条件を満たしていたからですよ^ ^;
というわけで、私は整理収納アドバイザーとしての収入はメインにしていないし、今後もたぶんしないでしょう。。。