今回はズバリ年収を上げる方法についてです。
会計事務所の中の人として、怪しくなくて、フツーの会社員が楽にできる、再現性のある方法を紹介します。
お金を貯めるには、収入を増やすか支出を減らすかのどちらかしかありません。
固定費や変動費の節約の具体的な方法についてはこれまでの記事でも書いていますので、よろしければご覧ください。
日本人の平均年収は443万円
国税庁が2022年9月に発表した「令和3年度民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて働いて給与を受け取った日本人の平均給与は443万円でした。
日本人のサラリーマンの平均年収が443万円だったと。
令和2年度は433万円だったので、1年間で10万円アップしています。
これが多いのか少ないのか、感じ方はそれぞれでしょうが、私自身は自分の給与はもうちょっと上がってほしいな〜と思うのが正直なところです。わりと激務だし。
で、自分の収入を上げるには、3つの方法があります。
- 本業の収入を上げる
- 副業する
- 投資する
この3つです。
一番手っ取り早くて、一応サラリーマンはみんなが志すべきなのはまず本業の収入を上げることです。
サラリーマン人生は学校を卒業してから定年まで長く続くものだし、会社員として安定した収入がある安心感はとても大きいです。
私は産休、育休、休職、転職を経験していて、転職の前後に数ヶ月だけ無職になったこともあって、収入がないことの不安感はたとえ数ヶ月でもほんとに痛感しました。お金のことばっか気になるしね!
昇進できるように成績を上げる、資格手当がつく会社だったら資格を取るなど、今の職場で稼ぐ力を上げるのがとりあえず近道です。
やりたい仕事ができる部署に異動できるように手を尽くすのもいいし、今の会社の給料が安すぎるんだったら転職を考えるのもアリだし、とにかく安定してなるべくたくさん給料をもらえるように働きかけるんです。
給与が上がってもその分税金を取られるじゃん、という意見もありますが、今の可処分所得が増えるし、将来もらえる年金だって増えるし、メリットは確実にあります
ちなみに残業代を稼ぐという手段もあるものの、これは「1時間いくら」で自分の時間を切り売りしているだけなので私は避けたいやり方です。あくまでも基本給、固定給の部分を増やす方向で考えるほうがいいです。
副業と投資について
次に副業についてです。
副業は、手作りの作品を販売したり、講師になって何かを人に教えたり、ブログやYouTubeの動画に広告をつけたり、いろんなやり方があって、得意分野を活かしてできることから気軽に始められます。
スキマ時間にアンケートに答えたりしてポイントをもらったり、楽天のお買い物マラソンとかでがっつりポイントを貯めたりするポイ活も気軽にできる副業のひとつと言えます。
副業は会社員とは違って定年がないことが多いのが第一のメリットで、細くとも長く続けていけば、本業を定年退職した後も心強い収入源になってくれます。
また、第二のメリットは、副業をバイトみたいに「誰かに雇われる」スタイルにしなければ、いくら儲かっても社会保険料が上がらないということです。
誰にも雇われない、個人事業のスタイルで副業をやれば、その収入は給与にはなりません。事業収入です。
ということは、本業の会社の給与から天引きされる健康保険料などの社会保険料には影響がないんです
本業に悪影響がなく、無理のない範囲でできる副業は前向きに検討しましょう。
本業の給料を上げようとさっき言っていましたが、とはいえ本業が楽しくなさすぎるとか、事情があるケースもあるので、そういう人が副業を育てるのはオススメ。
最後に投資について。
投資も副業と同じで定年がありませんよね。しかも自分が働くわけではなく、自分のお金に働いてもらえます。
自分が応援したい企業、理念に共感する企業やファンドに投資して、それを元手にした事業で収益が出れば、株価が上がったり配当金がもらえたりして自分に返ってきます。
自分が投資したことによって企業は成長できるし、自分はその成長を喜び、見返りをもらうこともできる。これが投資の魅力です。
投資は株式や投資信託、不動産や金銀プラチナ、債券などを買ったり、企業のオーナーになったり、いろいろ方法があります。忙しいサラリーマンができるだけ低リスク・低コストで始めるなら私は投資信託がオススメですが、自分に合った投資方法を見つけること、納得できる商品を見つけることは必須です。
自分が苦労して稼いだお金ですから、有名な投資家がオススメしていたからとか、マネー雑誌に載っていたからとかじゃなくて、自分自身で商品のことをよく確認して、事業内容や方針に納得したうえでぜひ応援したいと思えるものを選んでほしいです。
投資してもし元本割れしたり株価が下がったりしても、人のせいにはできません。だからこそ商品内容はちゃんと知っておいていただきたいです。
逆に言えば、「投資なんてギャンブルみたいで怖い、危ないんでしょ?」と思っている人も、どんな性質の商品であるかを知ればイメージは覆るかもしれないし、恐れるとしても「正しく恐れる」ことができるようになります。
投資には慎重さは必要だけど、大きなリターンを得られる可能性もあるので、お金を増やすには投資もいい方法です。
私は国内の株式、アメリカや世界を対象にした投資信託、あとドル建てMMFなどを保有しています
もうちょっと収入があったらなぁ…と思っている人は、本業の給料をどう上げていけるか、副業を始められないか、投資するとしたらどんなやり方があるのか、よかったら考えてみてください。