【リスク管理】長期投資と分散投資 損しない投資の鉄則

お金・投資

今回は投資のリスクを下げる方法、投資で損失を出しにくくする方法とリスク許容度、また私が実際に保有している銘柄についての話です。
投資を始めた、または始めたいけど余裕資金がまだ少なくてお金を減らしたくない人、株価やチャートや為替レートとか、イマイチ何を見て何を決め手に投資先を決めればいいか分からない人、忙しくてそんなにいろいろ考えてる時間がないよ!という人に特に見ていただきたい動画です。
結局ラクに低リスクでお金が増える方法とは何だ?という話です。

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投資のリスクを下げる鉄則その1 長期投資

長期投資とは、金融商品を長く保有して、複利効果の恩恵を得ることや、将来的な成長によって資産が増えることを狙うものです。
1日や1週間といった短期間で買ったり売ったりを繰り返すのではなくて、1年以上、数年、場合によっては数十年その商品を持ち続けるやり方です。私は長ければ長いほどいいと思っています。

なぜ長期間投資するとリスクが下がるのかというと、理由は2つあって、まず期間が長くなればなるほど複利効果も大きくなり、お金が増えやすいからです。複利はアインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだ仕組みで、元本だけでなく、利子に対しても利子がついて、雪だるま式に増えていきます。
これに対して、元本だけに利子がつく方式を単利といいます。

例えば100万円の資金を投資して、年率5%、決して不可能ではなくわりとリアルな率で20年間運用できたとします。
複利で運用すると20年後には2,653,298円、約2.65倍になります。
これが単利では2,000,000円です。20年後の差は 653,298円です。大きいですよね。
また、同じ条件で40年投資した場合は、複利だと7,039,989円、なんと7倍以上にお金が増えます。
単利だったら 40年後は3,000,000円です。その差はなんとなんと400万円以上です。
だから1日でも長く複利で投資するのがいいんです。

ちなみに複利で運用するには、ついた利息を都度受け取るのではなく、元本に組み入れて再投資する必要があります。
定期預金とかでも、利息は受け取りますか?それとも元本に組み入れて継続しますか?なんて聞かれますが、ここで利息を受け取ると単利での運用、元本に組み入れて再投資すると複利での運用ということになります。
複利は雪だるま式に増えていくので、こちらをオススメします。
徹底的にリスクを避けたい!というのであれば、銀行の定期預金を続けて、利息を毎回元本に組み入れていくという方法もあります。これなら銀行が倒産しても法律で一千万円は守られますが、投資信託とかだと、この後に振れますが、多少の下落リスクがあったとしても、10年とか20年とか長く投資期間を設けられる場合は複利効果でカバーしやすいし、増える可能性が高いので、少しリスクを取ってもいいのではないでしょうか。

長期間投資するとリスクを下げられる理由の2つ目は、長い目で見ると基本的に世界の経済は成長していくものだからです。

金融庁の資料で、過去の実績に基づいて、仮に5年間投資した場合と20年間投資した場合における元本割れの確率を示したものがあるんですが、スタンダードな世界への分散投資を20年続けた場合、元本割れしたことはないんです。

安く買ったり高く売ったりするタイミングを見極めようと毎日必死にならずとも、ずっと放置すると勝手に資産が増えます。
だから忙しい人にとっても、初心者にとっても長期投資はいいんです。
20年以上投資できる人にはオススメです。

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投資のリスクを下げる鉄則その2 分散投資

分散投資とは、そのまんまなんですけど投資の対象やタイミングをいろいろ分けて、分散させるということです。
地域の分散・・・日本だけじゃなくてヨーロッパやアメリカ、あるいはアフリカとか地域を分散させる。
通貨の分散・・・日本円以外にドルやユーロも持つ。
投資商品の分散・・・株式だけでなく国債や社債などの債券も持つ。
あるいは、1回でドンと資金をつぎ込むのではなく、毎月積み立てるみたいな時期の分散。
あとは1社だけでなく複数の企業に投資して、対象を分散させる。

投資の対象を分散させることでなぜリスクを下げられるかというと、
例えばリーマンショックみたいなことが起きて世界中の株価が下がったとします。
こんな時の傾向としては、株はさらにどんどん下がるかもしれないから、もっと安全な資産を持っておこう!危険な株式よりも安全な国債・地方債を買おう!とみんなが考えるので、株式よりも国債・地方債が値上がりしやすくなります。
他にも例を上げると、全財産でA社の株を買ったとします。これを分散投資に対して集中投資といいますが、この場合、A社が倒産したら大変ですよね。
倒産を免れたとしても暴落しただけでもゾッとします。
でも、もしA社の他にBCDE社…と複数に分散していればどうでしょうか。
A社が暴落しても、他の企業が上がればだいぶ助かりますよね。
こんな風に、複数の組み合わせによってカバーできるのが分散投資のメリットです。

で、忙しい人でも初心者でも簡単に、それこそワンクリックで分散投資ができちゃうのが投資信託というものです。
投資信託は、簡単に言うといろんな株式の詰め合わせだったり、いろんな債券の詰め合わせだったり、バラエティパックみたいなパッケージ商品です。
どんな株式や債券を詰め合わせにするか選ぶのは、プロのファンドマネージャーという職業の人です。
プロの人が、厳しい目で選び抜いた株式や債券を私たちに代わって運用してくれて、その成績は定期的に公開されています。

投資信託には、日本の株式を詰め合わせたもの、世界中の国債を詰め合わせたもの、アメリカの株式ばかり詰め合わせたものなど、いろんな商品があって、それぞれに何を対象にどんなポリシーで、また何をどんな割合で運用するかといった目論見書という文書が作成されていて、購入する時には必ず目を通して、ちゃんと読みましたよと同意してからでないと買えないんですが、自分が投資方針に共感できて、伸びてほしい、応援したい商品があったらぜひ投資を検討してみてください。
世界の経済の動きにもより興味を持つことができるかもしれないし、そうなればより投資で勝てる、資産を増やせるかもしれませんからね。

ちなみに投資信託ってプロに任せる代わりに手数料的なものがかかるんでしょ?と尻込みする人もいます。
確かに信託報酬といって、管理や運用のための費用がかかる商品が大多数です。でも、信託報酬がゼロ円の商品や、限りなく安く設定されている商品も多いです。
それに投資信託以外の資産運用をするとしても、株なら売買手数料、外貨なら為替手数料といった具合に結局手数料はつきものですから、投資信託だけが余分な費用がかかる商品というわけではないんですね。
それでも信託報酬がかかるのは嫌だな〜と思ったとして、プロに頼らず自分の能力、見る目だけで投資先を見定めるのって相当難しくてハイリスクじゃないですか?自分ではとてもできないパフォーマンスが期待できるからこその信託報酬だし、報酬を受け取る側だって相応の覚悟で運用を担ってくれているに違いないと私は考えています。

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リスク許容度のこと

さて、ここでリスク許容度について触れておきます。
自分がどのくらいリスクを取れるか?ということですね。
いくら分散投資をするといっても、昨日100万円で買った投資商品が今日暴落して50万円になっていたなんてことが絶対に起こらないという保証はありません。当然、暴落しようが投資は元本保証はされません。
だから、自分はどれくらいのリスクなら許容できるのか把握して、自分にとって安心できる商品を選ぶ必要があります。

若くて安定収入がある人ならば、かなりリスク許容度は高いです。公務員や会社員の方ですね。
ポンと特定の企業の株を買って、もしそれが暴落しても給料日になれば生活はできるし、老後までの期間が長いのでまっだまだ長期投資でお金を増やすチャンスがあるからです。
逆に、数年以内に大きな出費の予定があるとか定年退職するとかだと、リスク許容度は低くなります。大きく上がるかもしれないけど下落リスクもめっちゃあるジェットコースターみたいな商品は無理〜!ってなります。それこそ国債とかリスクが低いものがよさげですね。

投資はできるだけお金を増やすために、どれくらいまでならリスクを許せるのかを考えて、定期的に計画を見直しつつ取り組むものなので、基本的には投資信託だけでリスクをかなり回避できるとはいえ、他人任せのスタンスでいるのではなく自分から知ろうとすることが大事です。

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私の保有銘柄

最後に私が保有している資産を一部ご紹介します。
まずは定期預金。失業とか災害とか緊急事態に備えるためのお金を、元本割れリスクがなく、かつ簡単に解約して引き出せる定期預金として持っています。
次に国内株では2791ハニーズホールディングス。
ここは株主優待で、100株で3千円分の商品券がもらえるんですが、中学生の娘の服を買うのにとても助かってます。
それと7287の日本精機、7551のウェッズ。私はモータースポーツが好きで、自分でもサーキットを走るんですけど、応援したい企業なのでここの株を保有しています。
続いて投資信託では、楽天VTI。楽天・全米株式インデックス・ファンドです。
さっき長期投資のメリットをお話しした時にチャートをご覧いただいたS&P500がアメリカの主な500社を投資対象にしているのに対して、VTIはアメリカの3500社の株式に投資する商品です。大きく成長する可能性を秘めた中小企業も含んでいます。私は今後20年以上投資できる期間があるので、雪だるま式に増えたらいいなと期待しています。ちなみに楽天VTIの買付手数料は無料、信託報酬は管理手数料と合わせて0.162%で安い方です。
他にもいくつか投資していますが、また機会があればお伝えしたいと思います。

今回は投資のリスクをできるだけ低く抑える鉄則として、可能な限り長く、利息を元本に組み入れて複利で運用すること、そしていろいろな対象に分散して投資することをお伝えしました。
また、パッケージ商品である投資信託なら、それひとつで簡単に分散投資ができることもお話ししました。
とはいえ、投資にはリスクがつきもので、自分がどのくらいリスクを許容できるか考えたうえで投資を実行しなければなりませんし、いずれにしてもきちんと商品の中身を理解できないものには手を出さないくらいの慎重さがあってもいいと思います。
それでも私たちの老後資金なんかは少しは投資をして自分でお金を増やして備える必要があるでしょうし、お金が増える喜びや安心感を分かち合いたいという思いもあります。

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