子どもにはある程度マネーリテラシー教育をしておきたいと考えています。
2021年4月に小5・小1になった子ども達に、お小遣いについてのルールを決めたことを書きました。
それから4年経った今、変化したところについても追記します。
私は会計事務所に転職して以来、仕事中はお金の話ばかりしているけれど、日本の家庭ではあまりにも家計に関する会話が少なすぎるなと感じます。
出来高制で15日締め・当月25日支給…当初からのルール

うちのお小遣いは月額制ではありません。
私自身が子どもの頃は月額制だったけれど、自分の子どもには出来高制を適用することにしました。
家族の一員として家事をやってくれたら助かるから、例えば洗濯物を干したら○円、畳むのは1枚○円、お風呂の掃除は1回○円…と、単価を設定しておき、毎月15日までにできた回数を掛けて計算し、25日に支払う、というルールに決定~。
当初はホワイトボードに「正」の字で回数を記録していました。(古典的w) このルールが定着して、現在は私のスマホのメモで管理するようになっています。
15日締め・当月25日支給というのは、多くの企業で採用されているパターン。大人の気分を味わうのも悪くないかなと。

ちなみに夫のお小遣いも月額制ではなく、手取りの1割ということにしていますよ~
基本給を導入
長女が中学生になったのを機に、基本給として月額〇円、そこに出来高を積算して支給することに改めました。
背景は、テスト期間はどうしても長女が家事よりも勉強に注力する必要があって、完全歩合制のままではお小遣いが減ってしまうからでした。受験生の期間は勉強に集中してほしいし。
仮に1ヶ月間の家事がゼロであっても、お小遣いはゼロになってしまうことがなくなり、長女も安心した様子。(ついでに小学生の長男も基本給導入によってベースアップが図られ、ウハウハです)
支給方法はどーする?

本格的にやるなら、毎月25日に子どもの口座に振込…ということにしたいんだけど、子どもが現金を必要としたタイミングに合わせて銀行に付き添う手間を考えると気が引ける^ ^;
なのでとりあえず現金支給に決めました。
夫の給料が現金手渡しだった頃、お金を受け取った時にとてもありがたい気持ちになったし、大切に使わないとなぁ…という感覚が毎月あったことを覚えているので、現金払いも悪くないと思うんです。
お年玉は子どもの口座に預けているから、いずれはその通帳を渡して、自分で管理させたいと考えています。
買いたいものがある時に、ときどき「銀行から〇〇円引き出してきてほしい」と頼まれることが出てきたので、本人に管理を任せる日はそう遠くないかも。

テストで100点だったらボーナスもあります。こちらは回数をカウントして、年2回支給です
子どもにお金の話をすることについて

お金を得る方法はいくつかあること(労働の対価として得るとか)、買い物の仕方、消費税を含む税金のことなど、今後は子どもにお金の話をするつもりです。

無料や激安のものがある一方で、ものすご~く高価なものもあるけど、なぜそうなっているのか知ったうえでどれを選ぶか考えてほしい
日本ではお金の話をオープンにするのは恥ずべきことという風潮があるように感じますが、日頃家庭でお金の話をしないせいで税や年金の仕組みなども理解していない人が多いのでは…と思っています。
「税金が高くても、国民が税の使われ方をしっかりと監視しているおかげで満足度が高い」という、意識高い国もあるのに、日本は正反対ですよね。。。

富の再分配の話とか、私が子どもに説明できるように学び直さないとな…
洗濯物1枚たたんで2円では安すぎるのでは…と子どもが訴えてきたら、その仕事の価値の希少性(服をたたむなんて誰でもできることじゃん!)とか最低賃金とか業務請負の考え方とか、何かしらの基準を使って価格設定をやり直すことになるのかしらね(・∀・)