私は4人兄弟の末っ子で、姉やいとこからのお下がりばかり与えられてきました。現在、小学生2人の子育てには、お下がりも使うけれど「使う・使わない」には基準を設けているし、誰かにあげる時も「どこまでの物をあげるか」「お礼はどうするか」を決めています。
家族の中ではもちろん、相手によって対応を変えるということもありません。
私がお下がりが嫌だった理由
私は末っ子で、お下がりをたくさん与えられてきたけれど、お下がりそのものが嫌だったわけではありません。
過去記事 4人兄弟の末っ子の私の「お下がり」の記憶とミニマリストへの道 に以前書いたことがあるけれど、実家はド貧乏だし、一番年齢が近い姉でも7歳上だから、お下がりと言っても本当に古びた品々だったのです。
サビだらけの自転車や、和風の柄の箱に入った裁縫セット、放送終了後何年も過ぎているアニメのTシャツなどなど…
小学生時代は、学校に裕福な家の子が多かったせいもあって、自分の持ち物だけ明らかに古くて使用感があるのがコンプレックスでした。
でも家庭の経済状況を子どもながらに知っていたから「新しいのがほしい」とは言えなかったし、親がその気持ちに気付いていなさそうだったのが嫌でした。
お下がりそのものではなく、自分だけ友達と違うこと、自分の気持ちを親に言いづらい&親が気付いてくれないことが嫌でした。劣等感しかなかった。
お下がりを使う・あげる基準
うちの子は長女が小6、長男が小2で4歳差。仲良しだけど、私がお下がりを長男に使わせる時は「本人が抵抗なく使うか」を見て判断します。
「お姉ちゃんが使っていたものがあるけど、これ使う?」と聞いてみて、ためらわずに「Yes」と即答だったら使わせます。ちょっと戸惑ったり、思案するようだと、何か引っかかるポイントがあるのかそれとなく聞き、本人が感じていることを確認するようにしています。
自分自身がお下がりばかり与えられて嫌な思いをしてきたので、気に入らないものを子どもに使わせるのは申し訳ないし、気に入らないものだと大事にしないかもしれないし。。。大人だって、自分で選んだ大好きなものを使いたいんだから、子どももそうだろうなと考えています。
そして、誰かにお下がりをあげる時は、「自分がもらって嬉しいか?」「まだ十分に使えるか」をよく考えます。
服などたくさんある場合は、現物を見てもらって、ほしい物だけを選んでもらうこともあります。数だけたくさんもらっても、使えないものが多いと困りますからね。
また、渡す時にあらかじめ「お礼はいらないからね!受け取り拒否よ~ !」と言っておきます。お礼を受け取らなければどうしても相手の気が済まない場合だけはありがたくいただくこともあるけれど、お下がりを渡す時に「もらってくれてありがとう!」と言っておけば、相手も気負わずに済むみたいです。
自分がお下がりをもらった時は、相手との関係性にもよるけれど、相手のお子さんが好きそうなお菓子を少しだけ、子ども同士が一緒に遊ぶ時などに渡すことに。
お互いの立場や子ども同士の関係も考えたうえで、気を使わずにやり取りできるように意識しています!