前記事のおもちゃ断捨離の基準、コツ、タイミング【男女4歳差のうちの場合】おもちゃの整理収納①で、おもちゃを収納する前の段階である「整理」について書きました。
今回は、子どもが自分でおもちゃを収納できるようになる方法について書きます。
スッキリ収納するためには、まず「必要なものと不必要なものを分け、不必要なものは取り除く」という準備をする必要があるので、準備の手順に自信がない方は先におもちゃ断捨離の基準、コツ、タイミング【男女4歳差のうちの場合】おもちゃの整理収納①をご覧ください。
目の前のおもちゃをとりあえず押し入れに放り込めばOK!だと思っていたら、いつまでもうまく片付けられる子にはならないよ~
子どもの体格に合わせて決める 「定位置」
一般的に、収納スペースを「目線から上」「目線の高さ~腰の高さ」「腰から下」の3つに分割して考えた時、使いやすい高さは「目線の高さ~腰の高さ(=中段)」→「腰から下(=下段)」→「目線から上(=上段)」の順となります。目線から上のスペースは奥まで見えないうえ、踏み台がないと中身を取り出せないので、使いやすさは今ひとつなんですね。
これは大人も子どもも同じです。体格によって使いやすい場所を設定しましょう。
同じ年齢でも身長が違えば、使いやすい高さは変化する
上・中・下に何を置くか
子どもの興味の対象によって所有しているおもちゃは異なるものですが、収納において共通した考え方はあります。
- 上段・・・使用頻度が低いもの、軽くてかさばるもの
- 中段・・・よく使うもの、小さなパーツがたくさんあるもの
- 下段・・・重いもの、本
上段は、子どもにとっては目線よりも上で使いにくい収納スペース。大人と一緒に使うもの、使用頻度が低いものを置いておけば、普段は不必要に出し入れすることがなくなります。
また、子どもには高くて見えにくい場所でも、大人から目につきやすい場所であれば、「最近あまり使っていないな」など、そのおもちゃが必要かどうかチェックするのが簡単になるので、「捨てるかどうか迷ってるものを一時的に置くスペース」にも使えます。(ときどき子どもに中身を見せて、必要かどうか確認してくださいね)
重いものは高いところに置くと落下した時に危険。子どもにとって安全で出し入れしやすいように、下段か中段に収納するのがオススメです。
中段は筆記用具やマイブームのおもちゃなど、使用頻度が高いものを。
子どもの年齢に合わせて決める「ラベル」
文字が読めない未就学児なら、定位置に写真やイラストで「ブロック」「ぬいぐるみ」「絵本」など、どこに何を戻すべきかわかるラベルを貼ってあげるといいですよ。
私の地域では、どこの保育園でもおもちゃの棚に写真が貼られているのを見ます。
また、フタ付きの箱などで中身が見えない収納の場合は、見える場所にラベルを貼っておくと取り出す時にもスムーズです。
「おもちゃ本体」と「収納スペース」の両方にラベルを貼って、絶対に定位置に戻ってくるようにしている強者も見かけますね
定位置が決まっていれば、少々散らかしすぎてもすぐに元に戻せます。
逆に、定位置を決めないで、必要なものと不必要なものが混在したままで「片付けなさい!!!」とガミガミ怒鳴っても、子どもは一時的におもちゃを棚に押し込んで「その時は目に見えるところにおもちゃが出ていない」状態になるものの、またすぐ散らかるし、片付けるのにも時間がかかってしまいます。
子どもの体格や年齢に応じて、自分で片付けられるスペースを作りましょう~
https://mainichizenkai.com/separation-toy/
https://mainichizenkai.com/letitbe/