断捨離とかミニマリストとかって流行ってるけど、とにかく捨てて捨てて捨てまくるんでしょ?
↑捨てまくったらスッキリするけど、捨ててしまって後悔したり、買い直したりしちゃったらやりすぎかも。
「何を捨てるか」も大事だけど「何を選び、どう使うか」はもっと大事です。
また、身の回りの整理を進める中で、「もう使わないけどなんとなく捨てられないもの」が出てきた場合の対応方法は誰もが悩むところ。
一人の整理収納アドバイザーとしての考え方を書きます。
捨てる前のステップ モノと向き合う
「断捨離しよう」と思い立ったきっかけはいろいろとあることでしょう。
部屋を清潔にしたい、いつ来客があっても恥ずかしくない部屋にしたい、生前整理のために荷物を減らしたい、などなど。
では、これまで共に過ごしてきたモノを捨てることになるのはなぜでしょうか。
せっかく手に入れたモノなのにね・・・
ゴミだったらすぐに捨てられるけど、迷うモノもあるよね
明らかにゴミだと分かるモノはすぐに捨てられるけれど、「高かった」「親がプレゼントしてくれた」など、何かしら思い入れがあるモノは迷いますね。
このジャケット、何万円もしたんだよね(数年着てないけど)
あとコレは思い出の品で…(使う予定ないけど)
↑こんな経験は誰にでもあると思います。もちろん私にも。。。
あっさり捨てられるモノもあれば、使っていないのに捨てることができないモノもありますよね。
そのようなモノが次々と出てきてしまう理由を見つけるために、しっかりと向き合いましょう。
自分の買い方の傾向を知る
買った時はウキウキしていたのに、今は使っていない・・・そういったモノがいくつもある場合は、買い方を振り返ってみてください。
- 流行していたから
- 周りの人が持っていて、いいなと思ったから
- セールで衝動買い
買い物をする時の行動パターンを自分で認識していれば、「あ、いつも買っちゃうけど結局使わなくなるパターンだ、気をつけよう」と、歯止めをかけることができるようになります。
思い切ってたくさんのモノを断捨離しなければならない状況に至るまでに、自分の買い方に問題がなかったかを振り返りましょう。
そして、気をつけるべき点があれば今後は留意しましょう。
「使わないけど捨てられない」ハードルの要因を知る
このジャケット、何万円もしたんだよね(数年着てないけど)
あとコレは思い出の品で…(使う予定ないけど)
↑さっきの人のセリフを再び。
- 購入価格が高かった
- 思い出の品である
- まだ壊れていない
使っておらず、使う予定もないモノなのに捨てることができないハードルとしては、上のようなポイントが挙げられます。
また、「モノは簡単に捨てるべきではなく、大切にしなければならない」と教育を受けた世代の人や、その世代の親から考え方を教わった人も多いです(私もそうです)。
捨てられないハードルの越え方
今後の買い物の仕方には気をつけるとして、じゃあ既に持っているモノで捨てられないモノはどうしたらいいの?
↑使わないモノなのに捨てられない・・・どうしましょう?私は次のように考えています。
所有しているだけでコストがかかる
- 経済的コスト・・・モノを置くスペースも家賃が使われている
- 時間的コスト・・・モノを管理する手間がかかる
- 精神的コスト・・・使わないモノを所有しているモヤモヤ感、片付けられない罪悪感
↑いかがでしょうか。ただ所有しているだけでもわりとコストがかかっています。
これらを節約、解消できればスッキリしますよね。
このコストを削減できるんだったら…捨てられるモノが増えるかも!
でも、頭では理解していても捨てられないモノってありますよね。。。
捨てられないモノ、捨てたくないモノは捨てなくていい
結論としては、今の時点で捨てられないと思うモノ、捨てたくないモノは残しておいてOKです。
それは自分にとって実は必要なモノか、ハードルをまだ越えられていないモノだから。
え…でもそういうモノがどんどん増えていくんじゃ…
↑自分であれこれ言い訳をして「まだ捨てなくていいや」と何でもかんでも残してしまうと意味がありません^ ^;
自分の買い方や心のハードルと向き合ったうえで、まだ捨てたくないな…と感じたモノは残しておいてもいいよということです。「今はこれ以上の答えは出ないな」というところまで行ったら、それ以上に悩むのは時間がもったいないですしね。
ただし残すのは期限つきでね~
ハイ。「まだ捨てられないな」と思ったモノは、まとめて1つの箱などに入れておき、定期的に中身を見直してください。
「お悩みBOX」みたいな名前をつけた箱に中身を入れ、今日の日付と、見直す予定の日付(1年後とか)を書き込みます。
そして、期日には必ず中身を見て、その時に「捨ててOK」と思ったモノは捨てればいいのです。
また「高かったから」「壊れていないから」というモノは、売却したり、人に譲ったりする方法もありますよね。
不必要なモノは手放し、必要なモノを選ぶこと
↑「断捨離」というと、捨てることに意識が向きがちですが、自分にとって必要なモノを選ぶことも大事ですよ。
時間がかかってもいいから、スッキリできるといいですね。
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