富裕層や倹約家が買わないもの

お金・投資

会計事務所で働く中で私が見てきた富裕層の方のライフスタイルについてお伝えします。
題して「富裕層や倹約家が買わないもの」。

お金が貯まる人の考え方が分かって、皆さんも貯蓄できる思考にちょっと近づけるかもしれませんので、どうぞお付き合いください。

スポンサーリンク

「買わない」と決めているものはありますか?

あなたには買わないと決めているものはありますでしょうか?

例えば車、外国産の加工食品、ゲーム関連グッズなど、ライフスタイルや何を大事にするかの考え方によってそれぞれ違うと思います。
私の場合はスマホのスタンプ取り放題のような月額制のサービス。これは使っても使わなくてもお金がかかりますよね。毎日忙しいからスタンプを選ぶ時間がもったいないのでもう使わなくていいや!ってことにしています。
それとブランドものの子ども服です。すぐ成長してサイズが合わなくなるし、汚れるし破れるし、名前を書いてあるのになぜかなくすし、何よりも子ども自身が今着ている服がどこのブランドのものかなんて気にしていないから。
ぶっちゃけうちの子はGUと西松屋にお世話になりまくってます。「この服高かったのにもうこんなに汚したのー⁉」って親が勝手にショックを受けるなんてことがないので平和です。
身の丈に合った暮らしを実践しておりますよ。

余談ですが、うちの周辺はわりと裕福な家庭も多くて、子どものクラスメイトがうちに来た時に「全開さんちって木造の家なの?うちは鉄骨だよ。木造だとシロアリに食われる安物だからダメってお母さんが言ってた!」とか「全開さんの車ってフィットなの?俺んちアルファード!」とか、謎のマウントを取られることがあるんですよ。
で、どのパターンもガチ富裕層ではなくて小金持ちの子どもが言ってくるのです。親が普段から見栄を張ったり金銭的な部分でプライドを持ってたりすることや考え方が子どもたちにもしっかり伝わっている、この事実が私はとても怖いと感じました。
子どもには鉄骨の家がいいと思った理由、アルファードが欲しかった理由を話すだけでいいし、別に木造が安物とか失礼なことまで言う必要ないですよね。自分の考え方を子どもに伝えるにしても、やはりネガティブな言葉や人を傷つける表現、よその人と比べてうちは上だよみたいなことよりも、もっとポジティブな言葉を選びたいと私は考えています。
ちなみに私の親族の家は鉄骨ですが、床材に木を使っていればシロアリが発生するおそれはあるので、木造住宅と同じように定期的なメンテナンスは必要だそうです。

スポンサーリンク

さて、本題に…会計事務所の所員が見た富裕層や倹約家が買わないもの。

まずはハイブランドのバッグ
特にブランドのロゴやエンブレムが存在感を放つ系の、遠くからでもパッと見ただけでどこのブランドが分かるものです。
これこそ申し訳ないけど見栄を張るため、プライドを満たすために小金持ちが買うものというイメージです。
お断りしておきますが、ハイブランドそのものを否定するのではありません。
むしろ私は子どもの頃、雨の日とか外で遊べないような日に父親にデパートや地下街にあるハイブランドのお店に連れて行かれて、それぞれのブランドには歴史があることや、縫製とかの技術や革の香りとかに違いがあることを知っておくといいよというようなことをときどき教えられてきました。買ってもらったことは一度もありませんけどね。父親は非常によくモテたし、バブル期を経験してもいたので、なんかそういうのを私に伝えたかったのかもしれません。
まあそれで私も社会人になってからハイブランドのバッグやアクセサリーを自分で買ったことはあります。憧れてたので。でも今は買いません。
なぜなら今の自分には高級品の価値が見合わないから。自分自身が釣り合わないからです。
毎日バタバタ忙しくしている中でハイブランドのバッグを使ったとして、傷がつくとショックだろうし、汚して大事にできなくて申し訳ないと思いそうだし、もし高級なバッグを持つんだったら自分がそれにふさわしい人になれたと感じてからにしようと思っています。一生ないかもしれないけど💦
富裕層の方があからさまなハイブランドのバッグを買わない理由は、私とは逆で、ビジネスで成功していて、社会貢献もしっかりできている人はブランド品で見栄を張る必要が全くないんですね。ブランド品を持ってるからスゴいとか思われようとはしていない、大事なのはそこじゃないよってことです。
富裕層の方は、シューフィッターさんに合わせてもらった靴や、オーダースーツなど、使い心地がよくて仕事のパフォーマンスを上げてくれるもうなものにお金をかける場面をよく目にします。
明らかにブランドものと分かる名刺入れよりも指先や爪を清潔にしておくとか、自分自身に目を向ける人が多い印象だし、ブランドものを持つとしても、ブランドヒストリーに共感しているとか、国内のハンドメイド品で応援したいとか、何かしらこだわりがあるんだなと感じることが多いです。

次、メリットが安さだけのもの
激安スーパーの輸入品、100円ショップのおもちゃなどです。
安さを重視するあまりに安全性や耐久性が軽んじられていないか?ということです。
もちろん価格が高いものなら品質もいいとは限りませんし、安くてもいいものはたくさんありますよね。コスパが高いってやつ。
私も超安売りスーパーとか100円ショップとかよく行きますし、それがないと生活が成り立たないかもしれません。決して安かろう悪かろうの世界ではないことをみんなが知っているから繁盛しているんですしね。
ただ、家族など身近な人のために買うものを安さだけで選びますか?と。
例えば私なら、パーツがごろごろたくさん入っているのに激安の、STマークも保証もついていないようなおもちゃは買いません。赤ちゃんだったら何でも口に入れたりなめたりしますけど、もし剥がれた塗料を飲み込んだら嫌だなぁとか考えませんか?そんな感じです。

富裕層や倹約家の人たちは、自分がいいと感じたものはパッと惜しみなく買いますが、無駄なことにはお金を使いません。
私が知っている会社経営者の方は、「旅行に行った時に食べたブドウがすっごくおいしかったから、みんなにも食べてほしくてネ」と言って、100人以上いらっしゃる従業員の方全員にポケットマネーで買ったシャインマスカットを配っていました。
いい状態でみんなに手渡したいからと、クール便で会社に届くように取り寄せてたみたいです。従業員さんを大事にされていることが分かりますし、従業員さんに配るものだから経費にしようと思えばできる、でも経費にはしない、なんとなく社長さんの人となりを垣間見た気がしました。
一方で、その社長さんは「死に金は使いたくない」ともよくおっしゃっています。
自分や大切な人の幸せと将来のため、心と体の健康のために役に立つことならいいけど、ただ流行ってるとか安かったからとか、これがあればカッコつけられるとか、後々振り返った時に無駄遣いだったなと思うようなお金は使わないんです。
やはり安さだけじゃなくて、それが必要で、生きたお金の使い方かどうかという点を重視するのが富裕層や倹約家の方だと感じます。

そしてステータスのための高級車


富裕層や倹約家の全員が絶対に高級車を買わないというわけではなくて、「一度乗ってみたかったんだよねー」と言って、ある社長さんがずっと欲しかったポルシェを買ったとか、大きなお寺のご住職がお嬢さんの就職祝いに輸入車をプレゼントされたとか、正直ときどき見かけます。
ステータスのための高級車というのは、自分の社会的地位や裕福さをアピールしたい、何ならちょっと上に見られたいみたいな要素がたっぷりの、見せるためのアイテムです。
お金の大切さ、ありがたさを痛感している人は、やはりできるだけ有意義なお金の使い方をしたいと考えるはずです。
大好きなその車だからこそ毎日頑張れるんだ!というモチベーションアップにつながるならば好きな車に乗っても誰も不満に感じることはないでしょうが、「どう?いいでしょ?」みたいな見せる目的の車に乗っている人は、その意識がにじみ出てしまって、従業員さんや身近な人達から応援してもらいにくいですし、私が知るきちんとした方達はそれをちゃんと知っています。

うちの隣のお宅は会社の経営者さんですが、マイカーは100万円台後半のコンパクトカーです。いつ見かけても俺は社長なんだぜみたいなギラギラした成金感が全くないんです。
また、500床ほどの大きい病院のドクターのトップの方で、治療だけでなく経営に関わっている先生は軽自動車で通勤しています。
お二人とも車にさほど興味がないだけかもしれませんが、それにしても目立たない大衆車で、お金の使い方にはメリハリがあるんだろうなと感じられます。

今回の話をまとめると、富裕層や倹約家の方は
どんなに安くても無駄遣いはしないし、見栄を張るために大事なお金を使うこともありません。
お金は自分や周囲の人の幸せ、将来のために使います。

私達も、激安のお店やセールに行くとついつい「失敗してもまあ安いからいいか、買っとこう」と買いすぎるんじゃなくて、それが無駄遣いじゃないか、大事なお金を払ってでも手に入れたいものなのかを毎回確認するところから始めましょう。
意識し続けるときっと無駄遣いは減るし、幸せなお金の使い方ができるようになるはずです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
お金・投資
スポンサーリンク
シェアする
全開をフォローする
スポンサーリンク