「おもちゃが多すぎるから、いらないものがあったら教えてね」と言うと、たいていの子は「全部いる」と答えます。
「寝る前に片付けよう」と言うと、テキトーに箱に詰め込んで終了。。。
そんな毎日の繰り返しから抜け出すためのヒントです。
声掛け「大事なものを10個選んで」
「いらないものを選ぶ」というやり方だと、いつの物か分からないボロボロの折り紙や、ページを使い切ったらくがき帳など、本当にもう使わないもの(もはやゴミ)しか選択してくれないというのはよくある話です。
そこで、明日もあさってもずっと使いたいと思っている大切なものを、自分自身で選ぶように仕向けるのですっ。
この時に重要なのは、10個という数そのものではなく、本当に大切にしたいものとそうでないものを区別することと、おもちゃ箱の中にそれらが混在していることを少しずつでも子どもに意識させることです。
おもちゃが増えてきた時や季節の変わり目などに、たくさんの中から大事なものを選ぶことを繰り返して、だんだん自分で整理ができるようになってもらえるようにするんです~。
上位ランクのおもちゃを選び終わったら、それらを使いやすい場所に戻します。
下位のもので不用品があれば処分し、「今は下位だけど、また使うかも…」というものは別の場所に移しておきます。
後日、別の場所に保管しておいた下位アイテムをまだ使うかどうか改めて見直すといいですよ。
子どもは自分で整理できれば親から叱られるストレスを受けずに済むし、親も子どもにイライラすることがなくなりますね
フレーズは「大切な順番に並べてみて」でもOK
おもちゃを全部出して、大事な順番に並べるのもオススメです。
時間はかかるけれど、我が子が現在どのおもちゃを大事に思っているか、ランキングが一目瞭然になります。
ひと通り並べたら、どこかで区切りをつけて上位のものを使いやすい場所に戻します。下位のものは、さっき書いたのと同様に別の場所に移して、後日見直しです。
自分で片付けられる収納を使うとヨシ
子どもの年齢や体格によって、使いやすい収納は変化します。↑こんな大きめのケースに放り込むだけなら小さい子でもできます。
↑キャスター付きのおもちゃ箱ならさらに便利で、自分で押し入れから出し入れできますね。
↑細かく仕切られた収納用品は、小さなものを紛失しないから便利だけど、ある程度手先が器用になるまでは使いにくそうです。うちは5歳くらいまでは投げ込み収納ばかりでした。
↑うちの押し入れ。第二子が3歳の頃です。
子どもが自分で片付けられるようにするには、初期設定として、適した収納を工夫してあげるのがいいですよ。
よく使うものを使いやすい場所に片付けること、それができれば散らかりにくくなることを実感できるので、大人も子どもも気分スッキリです。