「下着は何セットが適量か」ってそんなに重要?【シンプルライフ】

整理収納アドバイザー

ミニマリスト同士で話していると、「服はどれだけ持ってる?」「食器は?」「タオルは?」なんて話題がよく出てきます。

が、それぞれの年齢・性別・家族構成などの要素がバラバラなので、見事にみんな言うことがバラバラ^ ^;

そんなミニマリストあるあるについて書きます。

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「こうすればいいのに」のアイデアはあくまでもアイデアである

仕事に着ていく服とプライベートの服を完全に分ける人もいれば、通勤服とパジャマを兼用にしている人、夫婦で服を共有している人など、本当にいろんな暮らし方やモノの持ち方がありますよね。

ミニマリストは最低限のアイテムで暮らすことを意識するあまり「そんなに持ってても管理が大変じゃない?」「もっとこうすればいいのに」とアドバイスしがち。。。

そして少しでも「なるほど、そうすれば無駄を減らせそうですね」なんて食いついてもらえた日にゃ、喜んじゃってさらなるアドバイスをマシンガントークで繰り広げます。

そういうのってまさにお節介だし、モノを減らすうえで「○○は何個までにするべき」みたいな、誰にでも当てはまる条件なんてないんですよね。

私は整理収納アドバイザー1級だけど、プロとしてその人の価値観やライフスタイルをよくヒアリングしたとしても、家じゅうのモノと向き合うことは難しいです。

結局のところ「○○は何個までにしたほうがいいよ」というのはあくまでも個人のアイデアでしかなく、それを受け入れるか拒絶するか、認めるか認めないかは相手に委ねられていますから。

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ミニマリストの問題点

ミニマリストの傾向として、自分が所有するモノの数が少ないせいもあって、「なぜそれを所有しているのか」「どこにこだわってそれを選んだのか」「なぜそれを○個(例えば大皿を2枚、小皿を1枚など)所有しているのか」など、いろいろなこだわりポイントを語れる人が多いです。

自分が本当に気に入ったモノ、必要なモノだけを所有したい。そしてモノの数は最低限にして、身軽でいたい。そんな思考から、日々の愛用品について人一倍こだわりを持っているためです。

それは決して悪いことではないし、私もできるだけ「使っていないモノ」が家の中に存在しないように…とか、服は増やしすぎないように…とか気をつけています。徹底して最低限のモノだけで生活できる人って本当にスゴいと思います。

が、その熱い思いを語りすぎてしまったり、モノが多い家やゴミ屋敷、汚部屋などを見て否定的なことを言ったりするミニマリストに出くわすことも。。。

全開
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その人が現在の暮らし方をするに至った背景には、病気や障害、ショッキングな経験などセンシティブな事情が隠れていることもあります。

そして、アドバイスをする側とされる側が「何を優先するか」「変えたいことと変えたくないことは何か」を共有していなければ、「こうすればいいのに」というアドバイスはただの価値観の押しつけになってしまいます。

ゲームをするか否か、読書をするか否か、アウトドア派かインドア派か…など、好きなことによって持ち物は大きく変わるし、モノの適量なんて人それぞれでいいんです。職業によっても変わるし。

ミニマリストは、最低限のモノだけで暮らすことそのものを趣味にしている人もわりといて、他人の生活を見て「こうすればいいのに」と浮かんだアイデアが、いつの間にか「こうすべきだよ」みたいな圧を伴ったものになってしまうことがあるので要注意です。

私が考える「適量」は、具体的な数字で「○個」と決めるのではなく、自分で十分に管理できて、収納スペースからあふれない程度です。つい買ってしまう癖がある人だったら個数を具体的に決めておくのもいいけれど、個数の上限を守ることが目的になってしまうのはなんだかなぁ…と感じます^ ^;

ミニマリスト生活はシンプルで快適な毎日のための考え方であって、あまりにも他人にアドバイスしすぎるものではないと思うこの頃です。「こんな素晴らしいライフスタイル、みんなに教えてあげないなんて罪だわ!」みたいになってくると宗教みたいで怖い…(=_=) そうならないように気をつけましょう。。。

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