家事ひとつひとつに心を込めて丁寧に暮らすことが正しくて、実践できない人は家族や自分を大切にしていない。
果たしてそうなのかな?
私は全く実践できていません(゚Д゚)
アンチではないが丁寧でもない我が家
掃除をする時は、職人が作った箒(ほうき)やはたきで。
無垢材の床に蜜ろうワックスをかけたり、ふきんを毎晩ホーロー鍋で煮洗いしたり、子どもの服を手作りしたり。
「汚れ」は家族が生活している証だからと、それさえも愛おしむようにじっくり床を磨き、子どもの靴下は洗濯板で予洗い…みたいな時間を過ごしている人が輝いて見える時期もありました。
我が家はそういうのとは無縁です…(-_-) 憧れる気もするけれど、そんな時間ないっす。
うちの実態は、掃除は寝ている間にロボット掃除機にやってもらい、気になるところだけスティッククリーナーでササッと…あ、トイレ掃除は毎日やってますよ。汚れをためないようにしています。
ちなみに掃除機を使う時は、右手に掃除機、左手にフローリングワイパーの二刀流です。
服もふきんも洗濯機で一気にガーッと洗って、寝る前に干します。
子ども服はネットで買うか、アパレル店でまとめ買い。
子育て中で夫婦ともに正社員だと、こんなモンじゃないでしょーか。時間ないっす。
私は特に、何をやるにも「雑」だとの自覚あり…
「丁寧な暮らし」って、それができない人が増えているからこそ注目されているのだと感じます。
「既婚女性=専業主婦」が主流だった時代の生活様式に通じるものがありますよね。
私は丁寧な暮らしを否定しないけれど、肯定もしません。というか無縁かな^ ^; 家事は時短と効率重視で、時間の節約ができるアイテムやサービスは積極的に利用しています。
「食」に関する部分はできるだけ丁寧寄りで…
前職では食の安全を検証・保証する立場だったこともあり、食べ物についてはかなり詳しい方です。
科学的根拠をもとに買うものを選んでいます。
ただし、無農薬とか無添加とかにはこだわっていません。野菜なら栽培方法、畜産物なら肥育方法、魚なら水揚げや加工の場所等がある程度分かっていて、価格が適正ならOK。
ちなみに「無農薬」「無添加」という言葉は、ずいぶん前からガイドラインにより使用が規制されています。なのに未だにそれをアピールする業者が多いこと。私はそういうのは逆に買いません^ ^;
本当に無農薬栽培をしていたとしても、「農薬不使用栽培」とか「特別栽培農産物」「有機栽培」などの規格に基づいて適切な表示をしなければならないのです。
「無添加」がNGワードなのは、基本的に無添加食品が存在しないからです。たとえば豆腐を製造する時に必ず使う「にがり(=凝固剤)」だって添加物だし、塩や砂糖を製造する時にも添加物の使用は必要なわけです。無添加という言葉を使う場合は「人工香料無添加」「着色料無添加」といった条件付けが必須です。
あと、私は自分で味噌を仕込んだり梅干しを漬けたりジャムを作ったりはしていません、今のところ。
やってみたい気もするけれど、心と時間に余裕がない。。。
その代わり、これまた安全性(あるいはその食品本来の良さ)と価格のバランスが取れたものを選ぶようにしています。
味噌なら遺伝子組み換え原料不使用の大豆で作ったもので、アルコール無添加のものがいいな~とか。(だし入り、アルコール入りのものは菌が失活しているので、菌活はできません)
お菓子も、手作りもいいけど、大手メーカーの工場で製造されたものの方が異物混入や腐敗のリスクは圧倒的に低いしね。(人間の手作業を介する工程が多いほどリスクは上がる)
食べ物を見る目はかなりある方で、買い物中もいちいちじっくり原材料などの表示を見なくても選別できるから、買い物にはそんなに時間はかかりません。短時間でもそれなりにちゃんとしたものを選んで買っています。←ココが自称「丁寧寄り」のポイントです。
まぁ調理に関しては、材料の切り方は大きさが揃っていなくて雑だし、電子レンジもガンガン使うし、決して丁寧ではないけど。。。でも素材がいいから大丈夫、的な感じです。
こんな風に、丁寧とは真逆の暮らし方で毎日やってます^ ^;