水害で元の飼い主と別れた被災犬。大雨や雷が怖くてパニックになります。
外飼い、室内での留守番、ケージでの留守番…いろいろ試みてかかった費用や、わかったことについて書きます。
保護施設から当初知らされていたこと
↑犬氏。
保護施設を訪問した時に伝えられたプロフィールは
- オス、年齢不明(5歳くらい?)
- 出身地は北関東か東北?
- もともとは飼い主がいた、水害の被災犬
これだけです。
訪問時、犬氏の方から近付いてきてくれて、この子と暮らそうと決めました。
が、初めての犬の飼育で、トラウマを抱えた成犬との付き合いは難しいものでした。
大雨と雷雨でこうなります…(゚Д゚)
↑大型犬用の極太のリードを噛みちぎった図。(ちなみに20kg弱の中型犬です…)
もともと大きめの犬を外で飼うことを想定していて、うちにお迎えした当初1週間ほどは完全外飼いでした。
が、雨の日や深夜にクンクン鳴くことがあって、そんな時だけ玄関に入れるようになりました。
その後、大雨の日に玄関スペースにリードでつないで留守番させ、帰宅したら太いリードを噛み切っていました。。。びっくりです。
リードは散歩に必須なので、慌てて買いに行き、ついでにステンレスのチェーンも調達。。。
普段は室内、留守番は外…に落ち着くが…
お迎えする時にケージやクレートを用意したものの、絶対に入ってくれませんでした。保護施設で閉じ込められたのが相当嫌だったのか?「飼い主と別れてしまう」との記憶と結びついているのか…??
それから試行錯誤して、軒下に設置したハウスには入ってくれるようになり(←すごく嬉しかった)、留守番は外、家族が在宅中は室内で過ごすのがいいみたい…ということが分かってきました。
ただ、やはり雨や雷、強風にはビビりまくります。外で留守番する時に脱走しないように、リードは鉄製のワイヤーでできたものに変更しました。3メートルの長い物で、庭である程度自由に動けるように配慮。
数ヶ月間で破壊されたものは数知れず…
↑ケージでの留守番を練習した時、ケージを破壊して、図書館の絵本をバキバキに噛みまくりました。
エアコンのある部屋で、犬をケージに入れずに安全に過ごせる状況を作るのは我が家では難しいので、やっぱり外で留守番させるか…となった時、せめて犬が暴れても隣家に石ころが飛んでいかないようにしよう、ということで、敷地のフェンスにプラダンを取り付けました。
で、しばらくはうまくいっていたけれど、やはり雷雨でパニックになり、砂利を蹴りまくり、プラダンも噛みまくって破壊。何度も取り付け直して、30枚くらい張り直したところで疲れました^ ^;
木の板にしても噛んでしまうのは同じだし、金属の板だと真夏は火傷するからNGだし…、今はプラダンをやめて、我が家にも隣家にもそれぞれにフェンスがあるので、その隙間にネットを張って飛び石対策としています。
↑絵本の表紙ってすんごい分厚いのに、穴がたくさんあいてしまいました。。。犬の牙おそるべし。
↑普段は外で留守番しているけれど、やっぱり犬氏やご近所の安全のためにも、いつか介護が必要になった時のためにも、いずれは室内で留守番できるといいな…と、頑丈な鉄製のケージを購入しました。
ここで過ごす時間を少しずつ長くして、ケージは安全な場所であること、飼い主は必ず帰ってくることを学習してくれれば、そのうちケージで留守番できるようになるのでは…と期待しつつ。
↑しかーし…ほんの短時間で、鉄格子を破壊し、毛布はズタズタに(゚Д゚)
鉄格子を噛んで壊して、強引に外に出てきた際に、口や耳に怪我をしていました(゚Д゚)
トラウマが強すぎて、どーしてもケージは無理なんだな。。。
動物病院でメンタルの薬をもらうことや、しつけ教室でトレーニングを受けることも検討したけれど、犬氏にとって快適で安心して過ごせる方法をもう少し考えることも大事だよねぇ…うーん。
かかった費用と今後のこと
- リード3本
- ケージ大小
- プラダン30枚
- 毛布やおもちゃ
雷雨パニックへの対応をいろいろ考えて用意したものは全部ダメになり、この数ヶ月で対策のために使ったお金は8万円超。(もちろんフツーに犬を飼うにあたっての予防接種やフード代等は除く)
屋外でも室内でもパニックになっちゃうし、飼い主は共働きだから留守番は必須だし…どうしたものか…
とにかくケージは絶対無理みたいです。もう何度も何度も試したけれど、そのうち大怪我や事故が起きそう。
ケージとハウスをじっくり試して、ハウスには入れるようになり、最近はハウスで昼寝をしているので、今後はハウスを中心に安全なスペースを作る方向になりそうです。
台風など悪天候の時に、大型犬用のハウスを家の中に移動させることを考えています。
どうなることやら。。。
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助けていただいた方には本当に感謝申し上げます。