もともと浪費家だった私が、これをやめたらお金が貯まりやすくなりましたという「コト」を8つ紹介します。
「怪しくない」ことで、誰にでもできる節約法です。
毎月数万円単位の節約になり、貯金がどんどん進みました。
テイクアウトを含む外食 〜大きいのは人件費〜
ある時を境に、テイクアウトを含む外食をやめたら月2万円〜5万円の節約になりました。
ある時というのは新型コロナウイルス感染症の流行です。
コロナ以前は、土日は家事をあまりやらないでいいようにと、よく外食していました。と言ってもファミレスとか、スーパーのお惣菜を買って帰る日もあったし、別に高いお店に行くわけじゃなかったんですけどね。
それでも、コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えて、食事も自宅でするのが自然な流れになって、すっかり外食しなくなったら、それまでいかにお金を使っていたかがよく分かりました。
4人家族で1回あたり3千円とか5千円とか土日のたびに使っていたら、1ヶ月で数万円になりますからね。
テイクアウトを含む外食をしなくなった理由はコロナ禍の他にもうひとつあって。
テイクアウトなり外食なりで子どもに食べたいものを選ばせた時に、結局家で作れそうなものをチョイスすることがけっこう多かったんです。だったらわざわざ外食しなくても、家で私が作ればいいかという考えになるのはごく自然なことでした。
外食だと、準備や後片付けをしなくてもいいのがとても楽でありがたいです。外食をしなくなって自炊ばかりになったら、やっぱり家事の時間は増えましたから。
でも、その分お金は貯まりやすくなりました。
外食費には人件費やお店の場所代も含まれているので、外食費を削ればそりゃ節約になりますよね。
今、我が家で外食をするのは、記念日や旅行などの特別な時くらいです。
ありがたいことに、子どもは「お母さんが作った料理が食べたい」と言ってくれるんですが、私もたまには特別感を楽しみたいし、子どもにテーブルマナーや振る舞い方を身につけてもらいたいという思いもあるので、たまに外食する時はフランス料理とか、その地域ならではの料理とか、家ではなかなか作れないものを食べるようにしています。
ファッションに関すること
ファッションはアウターとか靴とかの分かりやすいところもですが、それだけでなく、靴下も含みますよ。ファッション全般にお金と時間をかけなくても自信を持って暮らす方法を考えました。
まずファッション全般について言いますと、私は高校、大学時代は服をよく買っていました。
高校が私服通学で、みんなオシャレだったし、高校や家の近くに買い物できるところがたくさんあったんです。古着屋さんとか。
高校も大学も学費は自分で払っていたんですが、ファッションも好きだったので、雑誌を毎月買って、服を買うためにたくさんバイトしました。
でも社会人になって時間が経つにつれ、自分の中でファッションの役割が変わっていって、優先度もだんだん低くなっていきました。学生の頃はファッションは個性を表現する手段のひとつでしたが、今は違いますし、個性を表現することよりも大事にしたいことがまた別にあります。
それでファッションにあまりお金と時間をかけなくても済むように考えたところ、
・自分に似合う色や形をよく知る
・似合う、かつ気に入った服を買う
・手入れはちゃんとする
この3つを意識するだけでOKだということが分かりました。これでせっかく買ったのにあまり着なかったなんて失敗が激減します。
手持ちの服の数も増えすぎないので、管理しやすいですし、似たような服ばかり買ってしまうようなこともなくなりました。
結果としてお金も時間も節約できました。
靴下に関しては、私はグレーの全く同じ靴下ばかり買い続けています。
こうすると、
・買う時に悩まなくていい
・履く時も今日はどれにしようかと考えなくていい
・洗濯して片付ける時も、どれとどれがセットか組み合わせを確認しなくて済む
そしてぜーんぶ同じ靴下なら、もし片足に穴があいても他のを使い回せるというオマケつきです。
最近は靴下を全部同じにしてますよという方が増えてきているようですし、まだやってない方は一度試してみてください。
以上がファッションにお金と時間をかけすぎないようにすることにについてです。
毛玉やシワを取ったり、靴も手入れしたり、お気に入りの手持ちアイテムを大事にすることも重要です。
過剰なポイ活
具体的にひとつ挙げると楽天お買い物マラソンですね。
私はどうせ買うならポイント◯倍の時に、というのをいつも意識しています。
でも、「ポイントを多くもらうために買う」のはちょっと違いますよね…
以前は私はお買い物マラソンで10店舗完走するために、1,000円のものを探して買っていたことがありました。
これが「お買い物マラソンで買ってね」と言わんばかりの、ちょうど1,000円の商品がいっぱいあるんですよね。私はさきいかとかよく買っていました。
でもこれをやめて、本当に必要なものだけ買う!と心に決めたら、お買い物マラソンだから買わなきゃ!という気にならなくなりました。
お菓子とかだといつの間にか消費してしまうので、もし買わなかったとしても大きな問題にはならないはずだから、だったらやめておこうかなと。
最初だけはちょっと我慢が必要でしたが、今はもうお買い物マラソンとかスーパーセールとか広告を見てもさほど反応しなくなりました。
本当に必要なものだけでマラソン完走できる時は買いますけどね。
以前は気軽にホイホイ買ってしまっていたことを反省しています。
必要だから買い物をする、その時にタイミングを合わせることでお得にポイントがもらえるようにするのはいい工夫ですが、ポイントをもらうために買い物をするのは本末転倒です。
体調に配慮しない生活、睡眠不足と運動不足
自分と家族の健康を気にしないと、医療費がかかります。
手洗いやうがいをサボるとおなかが痛くなったり風邪を引いたり、インフルエンザにかかったりしますよね。
子どもが病気になると仕事を休んだり、予定をやりくりしたりと親は大変です。
自分が病気になっても子どもの世話や家事はやらなきゃいけないから、それも大変です。
時給制で働いている方は休むと収入が減りますし、病児保育に預けて仕事に行くとしても費用がかさみます。
誰かが病気になるとお金もですがメンタルも消耗しますから、とにかく元気でいるのが一番ですね。
そして睡眠不足や運動不足による不健康な生活を続けると、将来の健康を損なうおそれもあります。長く健康でいられるように、よく寝て体を適度に動かすことを意識しています。
特に最近は、私は歯みがきを丁寧にしてから寝るようにしています。
歯医者さんに通うのって長期間かかることも多い、つまりお金も時間も使うことになるんですよね。それに歯は一生使います。50歳くらいで全部生え変わってくれればいいんですが、そうもいきませんから、歯の健康はとても大事です。日本臨床歯周病学会は、歯周病は動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病などに関与していると発表しているうえ、近年はアルツハイマー病を悪化させることが示唆されていると公式サイトにも掲載しています。
不要な人付き合い
私は人付き合いをコスパや損得で考えることはまずありません。
結婚や子育てなども、コスパや損得勘定でやるかやらないかを決めるものではありませんよね。
我が家は自治会などの地域のコミュニティにはボランティア活動を含め積極的に関わります。
でも、職場の飲み会や、経営者だらけの住む世界が違う方ばかり参加する会合のような背伸びしたお付き合いは辞退させていただいています。
自分にとって不自然なお付き合いをやめたら、参加費用や交通費だけでなく、時間合わせのためにカフェに寄ったり、華やかなアクセサリーを用意したりといった出費も減りましたし、ついでにストレスや気疲れも減りました。
自分も相手も悪口を言ったり聞いたりせず、有意義な時間を過ごして、居心地の良さを感じられたらいいんですけどね。孤立するのが嫌で、自分を守るためにとりあえず誰かと一緒にいるみたいな、中学生のような行動はまずやめても問題ないでしょう。
全く人付き合いをしなくなると孤独を感じてしまいますが、全部やめるわけではありません。不必要な行動を削減するだけなので、デメリットはありません。
子どもの持ち物にお金をかけること
服や靴、文房具など、「子ども自身がこだわり抜いて選んだわけでもないもの」にお金をかけることをやめました。
保育園に子どもを通わせていると、当然友達はみんな共働き家庭の子どもたちです。共働きであるせいか、わりとみんな身なりや持ち物がいいものなんですね。3歳児でもナイキのスニーカー履いてるとか。
私の地域では、4人きょうだいや5人きょうだいを育てている方がゴロゴロいますが、それでも不思議とボロボロなものを持っている子はほとんど見かけません。
それで私もなんとなくそういうのが当たり前で、自分の子どもも恥ずかしい思いをしないようにと、当社比でちょっといいものを買い与えるようにしていました。
でもね、うちの子は自分自身で別にそんなに気にしていないんですよね
服はセレクトショップで買ってくれとか、文房具は100 均じゃなくてコクヨのがいいとか、まず言いません。
ものを買う時に他人の目を気にしていた、つまり基準が自分ではなく他人であったこと、子どもの持ち物に見栄を張っていたことに気付きました。
それで反省して、安くても十分に使えるものを探すことにしました。
誕生日プレゼントなんかも、シルバニアファミリー的なものとかプラレールのセットとか、大きなセットもののおもちゃを買っていましたが、うちは子どもが2人いて、誕生日やクリスマスのたびにものが増えるのも大変だし、成長とともに使わなくなるものもあるとそれを手放すにも労力がかかるので、モノを買い与えることはやめました。
代わりに、子どもにお金かけるんだったら、モノよりも経験にしようということにして、旅行や遠くのテーマパークに行ったりするようになりました。
こうするとお金の使い方にメリハリがついて、子どもには将来の目標ができたりスポーツに打ち込んだりするようにもなり、メリットが生まれました。
エステ通い
ぶっちゃけ私が行ってよかったのは全身脱毛だけです。
脱毛は日々のムダ毛のケアから解放されるので、将来のお金と時間を節約できるという意味で本当にやってよかったです。
でも脱毛も、サロンや美容皮膚科に行かなくても、今は自宅でできるマシンがあります。それもパナソニックやフィリップスといった有名メーカーの製品が手に入るので、わざわざ時間をかけてサロンに通って、人件費を払って施術してもらう必要はなくなりました。
私はずっと前、浪費家だった頃に、顔とかデコルテとかの美肌のためのエステ通いをしていたことがあるのですが、正直なところ有名人でもないのに若いうちから通ったところで、何か特別いいことがあったってわけでもないよな〜、別にやめても支障はないよな〜という感想です。
職場の同僚は、特別感を味わえるし癒やされると言っていて、確かにそれはあると私も納得しました。
でもエステって、通い始めるとなかなかやめられなくなるんです。効果を保つには続けなきゃ!という気になってしまって。せっかくこれまでお金をかけてきたんだから、やめるのはもったいないみたいな。
しかし!将来の自分のためと考えるならば、エステで肌をきれいにしておくことよりも、その分のお金を貯めておくことの方がよほど自分のためになるんじゃないでしょうか。
ここに気付くことができたので、私はエステ通いをスパッとやめて、貯金するようになりました。
飲酒
私はお酒がおいしいと感じたことがないので、あっさりやめられましたが、皆さんはどうですか?
私の父は大酒飲みで、アルコールにかなりお金を使っていましたが、本人だけが一時的にいい気分になること以外には、特に何もメリットがないように私の目には映っていました。お酒をかなりたくさん飲んでいたせいで早く亡くなりましたしね。
でも私ももともと居酒屋メニューは大好きだし、飲み会の雰囲気も嫌ではないんです。
リキュールとかなんとな〜く飲んでみようかなと思い立って、家に買って帰ることもありました。
が、お酒を飲むと車の運転ができなくなるし、酔ってしまいます。デメリットの方が大きいんです。
私の場合はお酒をやめても何も問題ないと分かり切っていたので、自然に飲まなくなりました。夫も同じで、別に家にお酒がなくても大丈夫だから、もう10年以上うちの家にはお酒は料理用の日本酒やワインくらいしかありません。
外食でも自宅でも、お酒をやめる、または減らすことで体を大事にできる、つまり病気になるリスクを下げられれば医療費も安くできるし、お酒自体に安いと思うものが存在しないので、飲酒もやめたらお金が貯まりやすくなったこととして挙げました。
ちなみにお酒に限らずタバコや甘いものなど嗜好品全般に関しても同様のことが言えますね。
まとめ
さて、今回は
外食(テイクアウト含む)
ファッション
やりすぎのポイ活
体調に配慮しない生活、睡眠不足と運動不足
不要な人付き合い
子どもの持ち物にお金をかけること
エステ通い
飲酒
以上8つを「やめたらお金が貯まりやすくなったこと」としてお話ししました。
また、以前の動画では、やめたらお金が貯まりやすくなった「もの」についてもお話ししています。
いずれも私が実際にやめたら貯金が増えていったというモノやコトの話です。ぜひ真似してみてください。やれば一歩前に進むハズです。